仕事には、個人でする仕事とチームでする仕事があります。自分の仕事をどれだけスピードアップしても、それがチームのスピードとイコールになるとは限りません。 チームのスピードが遅くなる一番の要因は、人と人の間で発生する待ち時間です。チーム内にあるムダな時間であり、私はこれを何も動いていない時間という意味で「アイドルタイム」と呼んでいます。メンバー全員の仕事が速かったとしても、アイドルタイムが多ければチームのスピードは遅くなるのです。 アイドルタイムはリーダーとメンバーの間、各メンバー間の作業と作業の間に発生します。決定事項をリーダーがメンバーに伝達するのが遅い。メンバー間の情報伝達が遅れ、作業に着手できなかった……。こうした時間を限りなくゼロにすればチームのスピードはアップします。 即断即決できない人は、チームに迷惑をかける チームの中で「アイドルタイム」が最も発生しやすいのが、「決める」という