記事保存 日経BizGate会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。 "保守的"という大きな壁 なぜ、営業改革に失敗するのか? 答えそのものは簡単だ。保守的な自分、保守的な組織力学に負けてしまうからだ。 では、保守的とはどういうことか、ということを理解し、それに負けない術を身に付けたら、営業改革に成功するのか、というと、これがなかなか難しい。まず、保守的という意味だが、「新しいものをきらい、旧態を守ろうとするさま」(広辞苑第五版・岩波書店)、「旧来の考え方や伝統的なやり方にこだわり続ける様子だ」(新明解国語辞典・三省堂)とある。この意味の文字面だけを捉えると、誰もが「自分は保守的な人間ではない」と思ってしまうだろう。ところが、実態は違う。営業コンサルティングの仕事を長年続けた経験からはっきりと言えることは、「保守的な人が多い」ということだ。 これ