日本IBMが、WatsonとIBMクラウドの最新情報とさまざまな活用事例を紹介するイベント「Watson Summit 2017」を開催した。その基調講演に、日本でのWatson活用を積極的に推進するパートナーである、ソフトバンクの社長兼CEO、宮内謙氏が登壇。他社に先駆け、自らWatsonを活用し、事例を生み出す同社が、Watsonを導入して業務がどう変わっているのかを紹介した。 「ソフトバンクでは、『一生懸命頑張る』とか『執念』とかではなく、徹底的にITやAIを活用した効率化を進めている」と宮内氏は言う。「システム部門だけでなく、現場の人間に、どこに無駄があるか、どこにムラがあるか、どこに重複した仕事があるかを洗い出してもらい、AIやIoTを活用するアイデアを出させている。自分が一番つらいポイントを、AIを使って改革できないか、考えてもらっている」 こうした取り組みの中で出てきたのが、