DDR3/4系のDRAMのデータピンのデータ転送速度は、典型的には1.333Gbit/s~2.4Gbit/s程度である。一方、GDDR5 DRAMではデータピンあたり7Gbit/sの速度でデータ転送するものが使われている。 このように、GDDR5 DRAMはデータピンあたりのデータ伝送速度がDDR3/4 DRAMの3~4倍であるので、それだけ高いメモリバンド幅が得られる。また、GDDR5 DRAMは1チップで32bit幅のデータを読み書きできるので、4bit、または8bitのデータ幅のDDR3/4 DRAMより少ないメモリチップ数で必要なビット幅を実現することができる。 CPUのメモリチャネルは4チャネル合計で256bit幅であるが、ハイエンドのGPUは12~16個のGDDR5 DRAMを使って384~512bitと、CPUに比べて1.5~2倍のデータ幅を持っている。 この3~4倍の転送速