操作ミスや事故等、何らかの理由で過去の任意の時点のファイルをリストアしたくなることは、たまに起こる。自分自身でやらかす場合もあるし、一般ユーザー (=家族) が救済を求めて来ることもある。僕は過去に何度か痛い目に遭った教訓からかなり入念なバックアップ体制を敷いているので、今は大概のトラブルには耐えられると思うが、たかが数個のファイル、数 KB のテキストデータ 1個をリストアするのに GB 単位のアーカイブを展開しなければならない (ディスク容量節約のため、バックアップデータは DAR + gzip で圧縮してある) と言うのは、けっこうダルい。 そこでファイル単位で過去の任意の時点に戻るリストアが気楽にできるように、DAR による通常のバックアップと並行して、LVM のスナップショットを利用した簡易的なバックアップを導入してみることにした。「過去の任意の時点に戻る」 のは Subvers