イタリア有数の富豪であるベルルスコーニ首相(73)と破局し、離婚手続きを進めているベロニカ夫人(53)が、離婚後の生活費として首相に月約350万ユーロ(約4億6千万円)の支払いを請求していることが分かった。26日付のコリエレ・デラ・セラ紙が伝えた。首相側は最大限月30万ユーロ(約3900万円)しか支払わないとしており、離婚をめぐる裁判は泥沼化しそうだ。 同国の法律では、妻は離婚後、離婚前の生活水準を保障する生活費を夫に請求できると定めており、夫人はこの決まりを盾に、莫大(ばくだい)な金額を請求したとみられる。 夫人は今年5月、離婚を宣言。離婚の原因として、首相が「仕事」とうそをついて、関係をうわさされた18歳の女性の誕生パーティーに参加したことや、長年、首相の女性関係に我慢を重ねてきたことを挙げていた。(共同)