川に迷い込んだ子どものイノシシ=3日、神戸市中央区熊内町、太田写す川べりで折り重なるようにして眠る子どものイノシシ=4日、神戸市中央区熊内町イノシシの様子を不安げに見守る子どもら=3日、神戸市中央区熊内町 神戸市中央区の住宅地を流れる川にイノシシの子どもが迷い込み、自力で上がれない状態が続いている。3日には8匹が確認され、うち1匹は死んでいた。近所の住民は「ウリ坊」と呼ばれるイノシシの子たちを心配し、餌を与えるなど見守っている。 住民らによると、6月28日ごろから、同区熊内(くもち)町5丁目を流れる狐(きつね)川(幅約5メートル)の川べりで目撃されるようになった。いずれも体長50センチほどで、親の姿は確認されていない。雨天時以外、川の水量はわずかで、両面が高さ約6.5メートルのコンクリート壁に囲まれている。市建設局下水道河川部によると、上流にあるトンネル(全長約65メートル、直径約2メ