ブックマーク / www.enpitu.ne.jp (5)

  • 活字中毒R。

    『未来への周遊券』 (最相葉月/瀬名秀明 共著・ミシマ社) より。 (1年半にわたって産経新聞で連載された、最相さんと瀬名さんの往復書簡を1冊にまとめたの一部です。最相さんから瀬名さんへの「生命の未来に迫る滅亡の危険」という回より) 【瀬名さんの手紙の最後にあった、「ただひとつだけ光速を超えられるものがある」という一節を読んで思い出した親子の会話がある。その息子は科学雑誌が大好きで、ある日、身につけたばかりの天文学の知識を父親に披露しようと得意気に解説した。今見えている星は現在そこにはなく、距離によっては十年前、百年前の姿なんだよと。すると、それを聞いた父親はやさしくこう返した。「なるほど、見る場合はそうかもしれないな。しかし、考える場合はどうだ。今地球のことを考えている。つぎに遠い星のことを考える。これにはなんら時間を要しない。人間の思考は光より速いということになるぞ」 息子は一瞬きょ

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    hirok52 2010/08/03
    「ただひとつだけ、光速を超えられるものがある」
  • 宮崎駿監督を悩ませた、『風の谷のナウシカ』の「3つのラストシーン」 - 活字中毒R。

    仕事道楽―スタジオジブリの現場』(鈴木敏夫著・岩波新書)より。 【『ナウシカ』というと、ぼくがいつもふれるエピソードが二つあります。 一つは製作終盤のときの話。当然のように、どんどんどんどん制作期間をっちゃって、映画がなかなか完成しない。さすがの宮さん(宮崎駿監督)もあせった。じつは宮さんというのは、締切りになんとかして間に合わせたいタイプの人なんです。それで、彼が高畑(勲)さんとかぼくとか、関係する主要な人をみんな集めて訴えた。「このままじゃ映画が間に合わない」と。 進行に責任を持つプロデューサーは高畑さんです。宮さんはプロデューサーの判断を聞きたいと言う。そこで高畑さんがやおら前に出て言った言葉を、ぼくはいまだによく覚えています。何と言ったと思います? 「間に合わないものはしようがない」 高畑さんという人は、こういうときよけいな形容詞を挟まない。しかも声がでかい。人間っておもしろい

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    hirok52 2008/09/01
    今となってはあのラスト以外考えられないなあ。漫画版とは全く違うけど。
  • 活字中毒R。 『徹子の部屋』が、「一切編集をしない」3つの理由

    『聞き上手は一日にしてならず』(永江朗著・新潮文庫)より。 (ライター・永江朗さんが、各界の「プロの聞き手」10人に「聞き方の秘訣」についてインタビューしたから。黒柳徹子さんの回の一部です) 【永江朗:『徹子の部屋』は世界でも珍しい長寿番組になりましたね。ひとりで司会するトーク番組としては世界最長だとか。長く続くからには、それだけ画面にはあらわれない苦労も多いと思います。収録の前には、どの程度、スタッフとミーティングをするんですか。 黒柳徹子:月曜、火曜で6録っています。当は5でいいわけですけど、少しずつ余裕を見て。6録れば、1ヶ月で4のストックができます。何があるかわかりませんからね。ユニセフの仕事海外に出かけるため、夏休みとして収録を2週お休みします。芝居の舞台稽古があって休むこともあります。毎週、金曜日に打ち合わせをするのですが、いまディレクターが14人ぐらいいまして、

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    hirok52 2008/05/26
    児島よしおの出ているのを見たけど、ホントよくゲストを調べていると思った。http://news4vip.livedoor.biz/archives/51161215.html
  • 井上雄彦さんに『バガボンド』を描かせた編集者:活字中毒R。

    漫画ノート』(いしかわじゅん著・バジリコ)より。 【先日、番組(NHKBS2の『BSマンガ夜話』)で取り上げたある作品の出版許可を貰おうと、キネ旬の編集者が、その漫画の担当編集者に連絡をしたところ、断られてしまったらしい。出演者が番組中にその漫画について話したことに対して、いちいち反論を載せさせてくれるのなら出版を許可する、と彼はいったという。ぼくが直接話したわけではないので、ニュアンスまではわからないのだが、それが当なら、編集者の作者に対する過保護、管理のいきすぎもここまできたかと思わせるエピソードだ。 (中略) それから、もうひとつ、『モーニング』で連載中の、井上雄彦、『バガボンド』だ。 『少年ジャンプ』であのバスケット漫画『SLAM DUNK』の超大ヒットを飛ばした彼の実質第二作が、他誌他社の、それも青年誌の、おまけに<宮武蔵>だったことに驚いた人は多いだろう。ぼくも、驚いた。

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    hirok52 2008/05/19
    スラムダンクの次にバガボンドを選んだのはそんな理由があったんですね。自由なのは楽しい反面、大変なこと。
  • 活字中毒R。

    『日は世界で第何位?』(岡崎大五著・新潮新書)より。 【一軒あたりの平均床面積(㎡)(世界の統計2006) 1位 アメリカ  162 2位 ルクセンブルク  126 3位 スロベニア    114 4位 デンマーク    109 5位 日       94.85 6位 オーストリア   92 7位 フランス     90 トルコ      90 8位 イギリス     87 9位 チェコ      84 10位 ポルトガル    83 以前、海外専門の駐在員をしていたころ、日人の客からちょくちょくクレームをもらった。これはヨーロッパならではのクレームである。いわく、 「床にスーツケースを開けて広げられないほど部屋が狭いのよ!」 「日人が小さいからって、わざと狭い部屋をあてがったりして」 「そりゃわたしたちは日人だもの、たしかにうさぎ小屋に住んでいるけど、海外に来てまでこんな仕打ち

    hirok52
    hirok52 2007/11/26
    馬鹿でかい米国は別にして、日本の家屋、意外と広い!体が大きい欧州人、日本と同等かそれ以下って・・。
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