ブックマーク / delete-all.hatenablog.com (4)

  • 昨日、上司にキレた。 - Everything You’ve Ever Dreamed

    わりとクソな会社で働いているなかで、唯一やりがいのある仕事だと感じている仕事、胸を張れる仕事がお年寄りや障害をもつ方に事を提供するビジネスで、あまり利益をもたらすビジネスではないせいか、忌々しい部長は、「あんな陰気な商売」「たいして儲からない」と、ことあるごとに文句をいっているのだけど、昨日、営業で同行した、とある施設で、お年寄り向けにべやすく加工調理した品を施設側の人に試してもらう際に「こんなゲロみたいなもの、俺はべられない」と言い放ったのには、気で頭にきた。 それほど大きな声ではなかったが狭い部屋で試していたのでその場に居合わせた人の耳には届いたはずだ。相手の人も、聞こえないふりをしてくれたけれど、明らかに、一瞬目を見開いていた。部長は問題のある人間だとは思っていたけれど、それは幼稚っぽさからくるもので根っこの部分は腐っていない人間だと僕はどこかで信じていたので、今回の裏

    昨日、上司にキレた。 - Everything You’ve Ever Dreamed
    hirok52
    hirok52 2010/07/27
    今回ばかりは笑い無しで本気でイラッとした。応援しています!
  • 花参り - Everything You’ve Ever Dreamed

    お萩と牡丹の違いが僕にはよくわからない。春、秋、季節によって呼び名が変わるだけで同じもの、らしい。それなら棚から落ちてくるのがお萩ではなくて牡丹なのはなぜだろう?「たなぼた」が「たなおは」でもいいんじゃないか。そんなことを思いながら仕事帰りに和菓子屋に立ち寄り、不憫なお萩を買った。仏に供えるためだ。お彼岸。鎌倉の材木座にある寺に父は眠っている。駐車場に車を停め桶に水を汲み墓へ向かう。墓を掃除するために一足早く来ていた母の足元に広げられた新聞紙のうえには古い花が置かれていた。数の花は枯れ、名を失い、茶色く変色していた。「お父さんのお墓に来る人も減ったわねえ」と母は言った。無理もない。父が亡くなって18年になる。僕と弟が「花参り」をやめてしまってからも随分と時計はまわってしまった。 父が亡くなってしばらく経ったある日、墓を訪れた僕と弟はお供えの花が次第に減ってきていることに気がついた。そ

    花参り - Everything You’ve Ever Dreamed
  • 初夏に、キャッチボールで、僕らは。- Everything You’ve Ever Dreamed

    体育館と校舎を繋ぐ渡り廊下で僕らは雨宿りしていた。日曜の学校には特別な空気が充満している。期末試験が終わったあとならなおさら。グラウンドを追い出された運動部の連中の掛け声が背中の体育館から聞こえる。校舎からは軽音楽部?レベッカの「ラズベリードリーム」がうつろに響いている。 「ねえ、ミーティング、サボちゃおうよ」 水飲み場に落ちていたゴムボールを左手にとり、雨雲を的にしてダーツを投げるように手首を動かしていた君が言った。構わないですよ。雨が止むと僕らは走り出していた。空の下へ。光の射す方へ。雲の合間から青空が覗いて、校庭に出来た水溜まりたちを小さな青空の群れへ変えていた。小さな青空は走る君に蹴られて放射状に割れて散り、雨に還っていった。僕は君の濡れた背中をできるだけ見ないようにしながらあとを走った。ブラジャーのラインはまったく見えなかった。 テニスコートの前で君は立ち止まり、宝物をみつけた勇

    初夏に、キャッチボールで、僕らは。- Everything You’ve Ever Dreamed
    hirok52
    hirok52 2009/07/15
    惜しい!その一点が惜しい!
  • エマージェンシー!オッサンをなんとかして! - Everything You’ve Ever Dreamed

    地元の青年会は季刊紙を春、夏、秋、冬と年四回発行している。僕は青年会書記代理という要職に就いているので、こないだの日曜の午後はその季刊紙の「夏の号」打ち合わせに参加していた。夏。もう夏なのだ。そういえば暑い。僕がぼうっとしているうちに空気は初夏特有のカラっとした熱を帯びていた。 公民館のいくつかある中会議室の一室を貸し切り、折り畳み式の長テーブルを4つ正方形のカタチに組み合わせ、パイプ椅子を並べ、即席の会議場を仕立てた。メンバーは会長オッサン、会計オッサン、書記オッサン、お祭り部長オッサンと謎のオッサン1号、2号とオッサンV3と僕の8名しかいないので、普段は週末の社交ダンスの練習場にも使われる広さを持つ会場は少々大袈裟かもしれない、なんて思いながらパイプ椅子を並べていた。 恐るべし。全員が着席した瞬間にこれだけのスペースがオッサン特有の臭いで充たされるのだから。オッサン恐るべし。何もいわず

    エマージェンシー!オッサンをなんとかして! - Everything You’ve Ever Dreamed
    hirok52
    hirok52 2008/05/27
    オチで笑った。確かに若いセンスでナウさを前面に出している。
  • 1