概要 エクストリームプログラミング(XP)とは、迅速で柔軟性の高いソフトウェア開発手法の一つ。いわゆるアジャイル開発手法と総称される軽量で柔軟な手法の先駆けとなったもので、1999年に米著名プログラマのケント・ベック(Kent Beck)氏らが提唱した。 事前に仕様や設計を明確に定めてその通りにプログラムを記述することを重視とする従来手法と異なり、プログラミングを始めた後でも変更や修正、仕様の明確化などが行われることを前提として、小規模な設計、実装、テストを何度も繰り返して段階的に完成度を高めていく反復型開発を採用している。 エクストリームプログラミングは10人程度くらいまでの小規模な開発チームに適した手法とされ、開発スピードやビジネス環境の変化への素早い対応が求められるベンチャー企業の自社製品開発やオンラインサービス開発などで人気が高い。 最も重視する原理を「コミュニケーション」(com