現実環境にITを使ってデジタル情報を付加するAR(拡張現実)を活用したモバイルサービスは、頓智ドットの開発した「セカイカメラ」が日本では有名だ。しかし、世界に目を向けると、ドイツのmetaioが開発した「junaio」や、Mobilizyの「Wikitude」など、さまざまなサービスが登場し、知名度を高めている。 オランダのLayar B.V.が提供している「Layar」も、世界的に認知度の高いモバイルARサービスの1つ。同サービスは、他のARアプリと同じく端末のカメラ映像の上にさまざまなコンテンツを重ね合わせるのだが、近くのコンビニが知りたければコンビニ検索、ホテルが知りたければホテル検索といった具合に、重ね合わせるコンテンツの種類をあらかじめ選択して利用するのが特徴だ。 さまざまなジャンルの中から見たいコンテンツをカメラ映像に付加できる。試しに「駅ドコ検索」を表示してみると(写真=中央
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