トップ > 石川 > シリーズ現場 > 記事 【シリーズ現場】 性犯罪被害なくせ偏見 愛知の女性歌手が支援活動 2010年11月21日 ライブで過去の体験や思いを語る山本さん 金沢でも公演 社会の意識変革を コンサートなどの演奏活動を通じて、自らの性犯罪被害を公表しながら被害者支援に取り組む愛知県の女性歌手が、注目を集めている。女性は今月、金沢市であった演奏会に出演し、水面下に埋もれがちな性犯罪被害を赤裸々に告白する活動手法が大きな反響を呼んだ。演奏会を機に、性犯罪被害者を取り巻く現状と課題を探った。 (辻紗貴子) ♪あなたは悪くない 自分を責めないで 柔らかなメロディーに乗った歌声が切々と訴えかける。性犯罪被害で傷ついた人へのいたわりと励まし。詩に込められた思いは、客席を埋めた人たちへと染み渡っていった。 声の主は、女性デュオPANSAKU(ぱんさく)の一人、山本恵子さん(30)=同県蒲