大相撲の第54代横綱輪島で、史上7位となる14度の幕内優勝を果たした輪島大士(わじま・ひろし)さん=本名・輪島博=が下咽頭(いんとう)がんと肺がんの影響による衰弱で、8日午後8時に東京・世田谷区の自宅で死去したことが9日、遺族への取材で分かった。70歳だった。 輪島さんの長男・大地さんは元甲子園球児だ。1メートル87、87キロと父親譲りの恵まれた体を生かし、奈良・天理高3年時の昨夏、甲子園に出場。準々決勝の明豊(大分)戦に九回から初登板したが、満塁本塁打を浴びて一死も取れずに降板した。父から「残り少ない高校野球生活頑張れ」と手紙をもらい、背番号「11」をつけての聖地のマウンドだった。 10月の愛媛国体準々決勝の広陵(広島)戦での2回無失点の投球が高校最後の試合。卒業後の進路について輪島さんは「好きなようにやれ」と助言をしたという。
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