20代の頃、一年の終わりには大きな意味があると思っていた。少なくとも自分自身を振り返り、一度死ぬような気持ちになって、年明けともに生まれ変わるような死と再生の儀礼として、年越しを考えていた。だから毎年末のブログもそうだけど、「こうすると決めていること」のメニューの中で年越しは大事な行事だ。 とはいえ昨今では、その「節目」が曖昧になりつつあるな、と思う。仕事の山場を超えるのは年明けから1月末だし、手帳の切り替えは秋、税金の締めは年末だけど年度の始まりは春、と、一年をどこで区切ったものだか分からない。そもそも毎日のように送られてくる卒論の原稿を添削する年末年始に、「一年の我が身を振り返る」なんて余裕がないことは明らかだ。 そういうことを承知のうえであえてこのタイミングで区切るなら、今年はいろんなことで自覚的に新しいことをしてきたなと思う。マネジメント仕事が増えてきたこともあって、昨年からEve