13日にかけて大雪の予報が出ている福井県内で11日、渋滞に巻き込まれた際など万一に備えて燃料を求めるドライバーが、給油制限が続く各所のガソリンスタンド(GS)に押し寄せた。県によると、嶺北地方のGS230店のうち同日午後2時現在、約7割が休業しており、“パニック買い”の様相を呈している。県石油業協同組合は冷静な対応を求めている。 店によってばらつきはあるが、各所のGSでは駆け込みが発生し、断続的に混み合った。 間断なく車が入ってきた福井市内のあるGS。市内で7軒以上、開店しているGSを探し回ったという同市の男性(55)は「親戚から電話があってここに来た。ほっとしている」と疲れた表情をみせた。「入れたのは20リットルだけ。しばらくは何とかなる。こんなときは助け合い」と話していた。 別のGSでは、レギュラーガソリンは3千円までの制限を付けた。従業員によると午前10時にタンクローリーが入ったが、