原単位(Intensity)とは、一定量の生産物をつくるために使用する、または排出するモノや時間などの量のことを言います。例えば、一定量の生産物をつくるのに必要とするエネルギーのことをエネルギー原単位、一定量の生産物をつくる過程で排出する二酸化炭素排出量を排出原単位と呼びます。原単位の対義語として最近よく用いられるのは「総量(Absolute Volume)」です。総量は、一定量ではなく、ある主体(企業等)が使用する、または排出するモノや時間の全体量のことを指します。 原単位の中でも、気候変動対策や省エネ、省資源に関連する「エネルギー原単位(Energy Intensity)」や「二酸化炭素排出原単位(Carbon Intensity)」は、昨今のガイドラインや法令、企業の自主目標で頻出しているキーワードです。 エネルギー原単位の算出方法 エネルギー原単位は次のように算出されます。 「エネ