JRバスグループは11月1日、同グループの高速バスチケット予約・販売システム「高速バスネット」を、全国で110社以上のバス会社が利用するシステム「発車オ~ライネット」に結合させた。2つのシステムの間で在庫の自動調整を可能にし、チケットが売れ残るリスクを低減させた。JRバスの高速バスは、各地域のバス会社と共同運行され、2つのシステムで併売されるものが少なくない。 1台の高速バスが持つ座席数は、わずか30~40席。座席数の多い航空機や新幹線と比べて、1席当たりの売れ残りリスクが大きい。今回の取り組みには、リスクを減らして収益性を高める狙いがある。 例えば、ある高速バスのチケットを高速バスネットと発車オ~ライネットの2システムを通じて10枚ずつ販売し始めたとする。発売日から何日か経過して片方のシステム上の在庫がゼロになったら、事前に指定しておいた比率で在庫を2つのシステムに自動的に再配分できる。
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