情報漏えい対策として、企業を中心にHDDやフォルダの暗号化機能、暗号化ネットワークドライブなどを使っている例を多く聞くが、このような暗号化ソリューションを使用していても、状況によっては暗号化されたデータを読み取れてしまう可能性があるそうだ。 ワシントン大学とブリティッシュテレコムの研究チームによる発表(論文PDF)では、「TrueCrypt」という暗号化ツールを使って暗号化したWordファイルを例に挙げて暗号化されたデータを読み取れる可能性があることを指摘している。これは暗号化ツールの暗号化アルゴリズムに問題があるわけではなく、例えばGoogle Desktopが暗号化していない一時ファイルのスナップショットを保存してしまっていたり、Wordの自動復元フォルダ内に文書のデータが残されていたりするのが原因ということだ。 この問題はWordだけでなく、作業ファイルをHDDに残しているアプリケー