マスク不要論、米で見直しも 新型コロナ感染急増で 2020年04月02日20時31分 新型コロナウイルスが流行する中、マスクを着けてスーパーを出る女性=1日、米カリフォルニア州バーバンク(EPA時事) 【ワシントン時事】新型コロナウイルス対策で一般人のマスク着用を「不要」としてきた米政府が、対応の見直しについて検討を始めた。米国内で感染が急激に拡大する一方、日本や韓国などマスクが普及するアジア諸国で比較的感染拡大が抑えられていることが背景にある。 マスク着用めぐり議論 欧州、「変人」の偏見消える? 政府対策チームのアダムズ軍医総監は2月、「マスクを買ってはいけない。一般人にとってコロナウイルスを予防する効果はない」と言い切っていた。政府が使用を推奨してこなかったのは、米国人にそもそもマスクを使う習慣がない上、買い占めを招いて品薄になれば、医師ら医療従事者を「危険にさらす」という理由からだ。