先日からホームページでお知らせしているとおり、今年は貴重書庫を燻蒸しています。 今回は、どんなふうに燻蒸が行われるのか、作業風景をお届けします さて、燻蒸とは? 部屋を締め切って薬剤(ガス)を入れ、害虫やカビの元になる菌を殺すことです。 作業 風景 まずは、貴重書庫内での作業です。 現在、貴重書は、3階の書庫に和書が、地下の書庫に洋書が収められています。 まずは、和書ひとつひとつの桐箱を開けていきます。軸などもすべてです。蔵書数が多いので、とてもたいへんな作業です 書架のガラス扉も、引き出しも開けてゆきます。燻蒸するのは3階の書庫だけなので、地下の洋書も3階に運び込みます。大型本の移動などは特に重労働です でも、箱の蓋を開けたり、ガラス扉を開けたり すると、燻蒸が終わった時に、薬剤のガスを早く抜き出すことができるそうです 書庫内には、生きている虫とカビの菌を一緒に入れて燻蒸します。薬剤が効