「競売」とは、裁判所が差し押さえた物件を、入札方式でセリにかけるもの。通常の仲介売買とは違うので、一般には手が出しづらいイメージがある。さらには、落札した物件を見に行ったら、時に怖~いスジの人たちが占有していて、法外な立ち退き料を要求された…なんて話も聞く。 しかし、若い竹内さんは「競売にそんなイメージがあることすら知らなかった」という。 「僕はヤフオクで投資資金を作ったんで、競売も似たようなもんやろと思ってました。オークションなんやから、物件が割安で出品されてるはずやって」 これで災難に見舞われれば「若さゆえの無知」ということになろうが、現在は競売制度もかなり改善されていて、むしろ竹内さんの解釈のほうが正しいとすらいえる。 「最初に入札したのは最低落札価格が140万円で出ていた住宅。相場もわからず270万円で入札したら、競合もなくあっさり買えて。行ってみたらちゃんと掃除もしてあってキレイ