スウェーデンEricsson社は「Mobile World Congress 2012」(スペイン・バルセロナ市、2月27日~3月1日)においてスマートフォンの通信の状態遷移のソフトウエア・プラットフォームによる違いを可視化する展示をしている。 展示で比較しているのは、Android 2.3、Android 4.0、iPhoneの通信状態。YouTubeのコンテンツを視聴する際の通信モードの遷移と、通信速度を時系列で見せていた。HSPAに対応した通信機器の場合、通信状態としては、通信をしていない「Idle」、高速通信をしている「HSPA」の間に「URA」と「FACH」を加えた四つモードを遷移する。離れた通信モードの間を激しく遷移するほど、ネットワークに制御信号が大量に流れる。これにより、端末の消費電力と基地局側の処理負荷が大きくなる。つまり、状態遷移をあまり起こさない端末の方が、ネットワー