ゲストハウスのオペレーション周りがある程度スッキリしてきたので、企画を考えていたところでした。偶然友人と鎌倉文学館に遊びに行き、こんな記述がありました。 鎌倉にゆかりあある文学者は多く、第2次世界大戦後困窮した作家たちが協力して鎌倉で貸本屋を営んだ。貸本屋は繁盛し、文士たちの生計の支えとなった。 とにかく大事なことは、「貸本屋やりてえ!」とビビッときたのである。もともと本は好きで、蔵書もそれなりの数がある。自分の好きな本をお客さんと共有して、感想を言い合えれば、どんなに楽しいだろう。何より、所縁のある鎌倉で貸本屋を復活させる、ということに強いメッセージ性を感じるし、強いコンセプトになると思いました。 貸本屋は鎌倉という土地との相性だけではなく、うちのゲストハウスとの相性もいいと考えました。 まず第1に、古民家を改装しているという点。 貸本という古い概念を体現するには、古民家という場所の空気
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