Ubuntuのデスクトップ向けインストールCD(Desktop CD)は、LiveCDとなっています。今回と次回は、これを使いこなす方法について説明します。 Desktop CDの概要 LinuxのLiveCDの実装は複数存在しますが、現在のUbuntu Desktop CDではSquashFSをCD上に置き、UnionFSでWritableにする、という方法を取っています[1]。 Desktop CDが提供するソフトウェア環境は、HDDへインストールした後に利用できるものと同じで、SquashFS部分は「UbuntuをHDDにインストールした初期状態」と同等のものを圧縮したものを用いています。ただし、インストールに用いるUbiquityやGNOME Partition Editor(gparted)といったツールが導入されている点と、異なるマシンで起動させるため、起動時に自動的にXの設