前編記事『PPI、タケキャブ、H₂ブロッカー…飲んでいると胃がんになってしまう「胃薬の名前」』より続く。 胃薬が胃がんの原因となるワケ ではなぜ胃薬を飲み続けると、胃がんになってしまうのか。主な原因は2つあるという。新井氏が続ける。 「一つは、腸内細菌叢の変化です。本来は殺菌されて胃や腸にはいないはずの菌が胃に棲み着き、胃が荒れ、細胞ががん化すると考えられています。唾液などに含まれる口腔内常在菌は、ふつうは胃酸で殺菌されるので、胃や腸には棲み着くことができません。 しかし、胃薬を飲んでいると殺菌効果が弱まり、胃や腸に口腔内の細菌が多く留まってしまう。 なかでも歯周病菌は胃がんのリスクを高めると報告されています」 もう一つはホルモンに原因がある。 「胃酸不足に陥ると、胃酸分泌を促すガストリンというホルモンが多く出ます。PPIやP-CABを飲んでいる人の血液検査結果を見ると、飲んでいない人に比
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