プロフィール 新清士 ジャーナリスト。立命館大学映像学部非常勤講師。1970年生まれ。慶應義塾大学商学部及び環境情報学部卒。著書に、『ゲーム産業の興亡』(アゴラブックス)。 相変わらずソニー・コンピュータエンタテインメントの「プレイステーション4」で遊んでいる。今の時点で、最も次世代機感がするゲームはFPSの「バトルフィールド4(以下、「BF4」)」EA(米エレクトロニック・アーツ)だと思っている。PS4の性能向上のメリットを十二分に受けていると思えるからだ。 ただ、開発費が数十億円に達すると思われる「BF4」は、EAの業績を悪化させており、PS4世代のゲーム会社のリスクを早くも露見させている。 ゲームの完成度の高さと、企業にとっての業績が必ずしも、連動しないということを紹介したい。 ■PS4の高性能さのメリットを存分に受けている「BF4」 「BF4」は、元々ハイエンドPC向けに開発されて