ヤマハ発動機は5月3日、新型電動アシスト自転車の『ブースター・イージー』と、そのフル電動版の『ブースター』を欧州で発表した。 両車は、デザインやテクノロジー、軽量シャシーを共有している。違いは性能。ブースター・イージーの制限速度は25km/hで、電動アシスト自転車(eBike)に分類される。一方、ブースターは制限速度が45km/hで、電動モペッド(S-pedelec)に分類される。 ◆往年の50ccスクーターの名を復活 両ブースターは1980~1990年代にかけて、欧州の若いユーザーに支持されたヤマハの50ccスクーター、ブースターの名称を復活させたモデルだ。ヤマハが1988年、日本で発売したスクーター、『BW'S(ビーウィズ)』が日本での生産終了後、欧州子会社のMBKに金型が譲渡された。その後、欧州でのBW'Sの現地生産車に、ブースターの名前が付された。 欧州で名称が復活した両ブースター