新規事業に取り組むアジアの大企業の特徴 角勝氏(以下、角):ここからは、「アジアの財閥、大企業発のイノベーションスケール事例から学ぶ」ということで、蛯原さんにいろいろお聞きしていきます。せっかくシンガポールから参加されているので、アジアの財閥や大企業の新規事業の事例などをお聞きできたらと思います。 蛯原健氏(以下、蛯原):アジアの大企業はほぼいわゆる財閥、つまりはファミリービジネスです。いまだにオーナーが君臨していて、オーナーが実質トップという企業が多い。 新規事業は息子さんや娘さんなどの二代目がやっていて、だいたい30代から40代前半ぐらいです。企業年齢自体がまだ若いので、その人たち(二代目)が「デジタル」「スタートアップ」「イノベーション」と言ってやっています。大なり小なりスタートアップ投資やコーポレートベンチャーキャピタルみたいなものをファンクションとして持っていますね。 例えばリテ
校正のデジタル化で言葉をよりよいかたちに|校正者・大西寿男のiPad+Acrobat活用法 校正者として編集者、作家から厚い信頼を寄せられる校正者・大西寿男(おおにし・としお)さん。 手がける分野は数十万字にもなる文芸書から、業界特有の用語あふれる専門書、ビジュアル豊富な雑誌まで多岐に渡り、誤字、誤植、表記、字体、組版のみならず、事実関係、物語の整合性にまで及ぶその校正は、書き手の言葉に確かな力を与えています。 紙のゲラ(校正紙)に赤ペンと黒鉛筆で修正の指示や疑問点を書き入れる、アナログ的なイメージが強い校正という作業において、大西さんはデジタルツールを積極的に取り入れています。 使うデバイスはMacBook AirにiPad。PDFをAcrobat Pro(デスクトップ版)/Acrobat Reader(iPad版)で開き、日々、言葉の海に鋭い眼差しを向けています。 校正者歴35年のキャ
1980年代前半。私が中学生の頃ですが、マイコン(今のパソコン)ブームというのがありました。NHK教育テレビで「マイコン入門」が始まり、マイコン雑誌『I/O』や『ASCII』『RAM』など、全国のマイコン少年が読みあさっていたものです。 その主な目的は、もちろんゲーム! 当時はイトーヨーカドーの家電売り場にPC-8001やベーシックマスターJr.が置いてあり、それらのマイコンへ「雑誌に載っているマシン語リスト」を一日がかりで手で打ち込み、タダでインベーダーを遊ぶという作業を延々とやっておりました。今では信じられない手間ですが、私世代のマイコン少年はみんな心当たりがあるでしょう。 当時は秋葉原のラジオ会館がマイコンの聖地で、NECのBit-INNがあり、海外ではアップル2のゲームが憧れの的でした。やがて私は塚越一雄氏の解説本でZ80のマシン語をマスターし、高校2年生のときにPC-8801用の
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