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古本に関するhiroyukiokanoのブックマーク (6)

  • ボスニア・ヘルツェゴビナの地図帳を読む

    1982年生まれ。ウィーンに住んでいるのに、わざわざパレスチナやらトルクメニスタンやらに出かけます。 岡田悠さんと「旅のラジオ」更新中。 前の記事:バカをつかまえろ(コートジボワールの歩き方) > 個人サイト ウィーンと私と、旅する子どもたち あえて調べずに読み進める 重みのあるハードカバーの表紙には、「ATLAS SVIJETA」とある。副題は「ZA OSNOVNU I SREDNJE ŠKOLE」。 どういう意味か。あえて調べない。「学習用 世界地図帳」みたいな感じだろう、たぶん。そのくらいのラフさで読み進める。これは研究ではなく趣味である。 表紙をめくると、かつての持ち主の名前があった。 個人情報に配慮して、ファーストネームは伏せておこう。ラストネームはČehajićさん。私の乏しい知識によれば、これはチェハジックと発音する。 「Ⅵー2」とは「6年2組」のことか。私はこの国の教育制度

    ボスニア・ヘルツェゴビナの地図帳を読む
  • 2月11日(火) 弔いのかたち - 日日古本屋

    屋が亡くなったとき、少なくはないが、その手元に遺される。 生前、その人が売れると見込んで買い取り、あるいは市場で仕入れ、値段をつけて店の棚に差したり、即売会に並べたり、インターネット通販に登録したと、そこまで作業が至らなかっただ。往々にして、後者は膨大な量になる。 そのの山を前に途方に暮れる家族のために、生前親しかった古屋が中心となって、大量のを運び、市場に出品するのが、この業界の慣しになっている。 高齢化が進む古屋業界、年に何回かは「あの古屋さんの倉庫から」という出品が並ぶ市場がある。 そんな日の市場は、普段とはどこか違う雰囲気がある。 個人的に仲が良かったわけでなくても、その古屋さんがどんなを扱い、得意とし、どんな商売をしていたかを、市場の仲間はみんな知っている。そのうえで、その在庫を一目見ようと、いつも以上に人が集まってくる。 そのたちを前に、思い出話も始ま

    2月11日(火) 弔いのかたち - 日日古本屋
  • 第1回 ブックオフという「図書館」の登場

    二種類の「古屋」から考える 突然だけれど、「古屋」といわれたとき、あなたの頭にはどういった風景が思い浮かぶだろうか。 薄暗く狭い店内にぎっちりとが重ねられ、店の奥ではこわそうな店主のおやじがぶすっとした顔で座っている―― あるいはこうだろうか? 蛍光灯で明るく照らされた店内にはぴっしりとが並べられ、そこかしこにいる制服を着た店員がにっこりとした顔で呼び込みをしている―― 多くの人にはこの二つの光景のどちらかが思い浮かんでいるのではないだろうか。まったく異なるこの二つの古屋は、そっくりそのまま「ブックオフ以前」と「ブックオフ以後」の古屋に対応している。日を代表する古屋チェーンである「ブックオフ」。「新古書店」ともよばれる矛盾した呼び名があるその古屋は、それほどまでに日の古をめぐる風景を変え、そしてそれは古の風景だけではなく、そのものをめぐる風景をも変えたのだ。 どう

    第1回 ブックオフという「図書館」の登場
  • バリューブックスは本の新しい生態系を模索する

    ある程度、長いあいだを読んできた人ならば、一度や二度、蔵書の整理について思い悩んだことがあるはずだ。放置すればはどんどん増え、居住空間を圧迫する。床が抜ける心配をするほどではなくとも、このまま放置してはおけない、という局面に至るのは時間の問題である。なぜなら、日人は滅多にを捨てないからだ。 そのかわりにを「売る」人が増えた。 日の出版業界は1990年代半ばまで右肩上がりで成長しつづけた。その原動力は主に雑誌だったが、文庫や新書といった、いわば英米のペーパーバックに相当する廉価も読者の裾野を大いに広げた。20世紀後半は大量生産・大量消費の時代であり、出版をマスマーケットに向けたビジネスに変えたといっていい。 また日の文庫や新書、並装の書籍等は欧米のペーパーバックとくらべて印刷・造・用紙等の品質が高く、一度や二度読んだ程度では、ほぼ新品と同様である。こうして良質な過去の出版物

    バリューブックスは本の新しい生態系を模索する
  • 何が出るかはお楽しみ ランダムに本が出てくる古本自販機

    お金を入れると古が出てくる。何が出るかはお楽しみ――そんな古自販機が作られました。 古自販機 この自販機「BIBLIO-MAT」はカナダの古書店The Monkey's Pawに設置されたもの。2ドル入れると、同店の古がランダムに出てきます。サイズも内容もさまざま。思いがけないとの出会いがありそうで面白いですね。が出てくるときに、ジリリとベルが鳴るのも渋いです。 中のはランダム The BIBLIO-MAT from Craig Small on Vimeo. 関連キーワード 自動販売機 | 中古 advertisement 関連記事 「人はタダでお菓子をゲットするためにどこまでできるか」を試す注文の多い自販機 ボタンを5000回押すと、タダでお菓子が出てくる。そんな自販機があったら、ボタンを押しちゃいますか? Twitterでつぶやくとドリンクが出てくる自販機 喉が渇いたら

    何が出るかはお楽しみ ランダムに本が出てくる古本自販機
  • わが実家「蔵書放出祭」始末記

    「あのをどうしよう……」 奈良の実家の親から「実家を売ろうと思っている」と電話で言われた時に、私の脳裏に最初に浮かんだのは、実家に溜め込んだやCDのことだった。 小さい頃からの好きが高じて図書館に職を得ているが、そもそも、私は「床が抜ける」ほどのもCDも持っていない、その辺にいる「ちょっと音楽が好きな一社会人」である。読書量にすれば年間100冊も読むかどうか。職業柄、を大量に購入・所蔵する必要がある人々と比べれば、所詮は趣味、多寡が知れている。おまけに、結婚して子どもが産まれるに及び、やCDを買うお金も、置くためのスペースも極めて限定されるようになってしまった。結果として、蔵書点数の伸びはここ数年、鈍化する一方だ。 それでも、増えた。故・草森紳一氏は、 「はなぜ増えるのか。買うからである。処分しないからである。」(『随筆 が崩れる』、文藝春秋、2005年) と書いている

    hiroyukiokano
    hiroyukiokano 2015/02/20
    福林さんの記事すごくおもしろかった。こういう話って他人事じゃないよね。お誘いがあったので祭りに行きたいなと思ってたけど予定が合わなくて無理だったのよね。
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