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ブックマーク / www.nakahara-lab.net (13)

  • 研修の「満足度」を問うな、研修転移を問え!? :「現場にインパクトを1ミリも及ぼさない研修」は「共犯関係」によって生み出されている!? | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

    研修の「満足度」を問うな、研修転移を問え!? :「現場にインパクトを1ミリも及ぼさない研修」は「共犯関係」によって生み出されている!? 企業研修の目的は「学ぶこと」ではありません。 企業研修の目的は「現場でのひとびとの行動」を変え、成果につなげることです ・ ・ ・ 冒頭の2つのセンテンスは、人材開発の「基中の基」です。 人材開発は、その基盤となる理論を「学習理論」におっていますが、しかしながら、その目的は「学習」ではありません。 人材開発の目的は、「組織の目標・戦略達成」のために「現場でのひとびとの行動」を変えることであり、成果につなげることです。 もちろん、「現場での成果」は、人材開発の力だけによって規定されているわけではありません。お客さんの状況もあれば、市況もある。上司のマネジメント行動に規定されるところも、彼等の意志決定のよしあしもあります。 もし「現場での成果」が人材開発の

    研修の「満足度」を問うな、研修転移を問え!? :「現場にインパクトを1ミリも及ぼさない研修」は「共犯関係」によって生み出されている!? | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net
  • 卒論を書くとは「一生記憶に残る大学時代の思い出」を得ることである!? | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

    日12月13日は所用のため、ブログ記事の執筆を行いません。師走ですねー。また来週お会いしましょう! 卒論は、日の大学教育が誇ってもよい文化ではないか? ・ ・ ・ 僕は、冒頭述べたような考えをもっている大学教員のひとりです。 ここで「卒論(そつろん)」とは「人文社会科学系の大学を、学士レベルの卒業時に、書くことが求められる、学生自らがテーマを設定して書く論文」のことをいいます。論文の長さは、だいたい1人あたり2万字くらいでしょうか・・・。そのくらいの一定の文字数の論文を書くことを求める大学が、かつては多くありました。 もちろん、卒論を書かない学部もありますし、最近は、卒論を辞めてしまうところもありますので、一概に、この執筆文化が日の大学教育に根付いている、とは言い切れないところもあります。 しかし、わたしが過去に教育に携わった大学では、卒業論文を書くことが義務、ないしは権利として保

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  • あなたの「本番」はいつ来るんだ?:あなたが「学んで欲しい人」には「学びは届かない」という「皮肉なテーゼ」 | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

    あなたの「番」はいつ来るんだ?:あなたが「学んで欲しい人」には「学びは届かない」という「皮肉なテーゼ」 「学びの機会」を貪欲にとらえて、「自分の糧」にするひとがいます。 一方で、 どんなに機会を与えても、自ら動こうとせず、何もしない人もいます。 教員というものをやっておりますと、そういう、なんとも「もどかしい場面」に、毎週、一回は遭遇するのではないでしょうか? ▼ 来ならば、教員として「機会を活かして欲しい」のは「これまで、自ら動こうとせず、何もしなかった人」です。しかし、現実はそう甘くありません。 たいがいの場合、教員が与えた機会を貪欲に活かそうとするのは「これまでも、機会をとらえて、自分の糧にしてきた人」なのです。 来動いて欲しい層は、てこで押しても、ブルドーザーで引いても、動きません。どんなに機会を与えても動かずに、「学んでいない」と不平を述べる。全く「不燃」ということもないの

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  • Tシャツ・短パンでエベレストには登れない!? : 数百名・1時間の講演で「管理能力」は上がらない!? | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

    ※6月26日(水曜日)は、所用にてブログの更新をお休みさせていただきます! また明日、お逢いしましょう!※ 我が社の管理職が100名が一同に会する場があるのですが、その1時間をつかって、コミュニケーション能力を高められないでしょうか? 社長以下、管理職200名が集まる会合が年に一度あるのですが、その場で、マネジメント能力を高めることができないでしょうか? ・ ・ ・ 昨日、わたしは、人材開発・組織開発の「あるあるご依頼」として、下記の2点を書きました。 「チョメチョメ型の研修をしたい」とご依頼を受けた案件は「チョメチョメ型研修」に「着地」しない 「組織開発をしたい」と言われた案件は「組織開発」に「着地」しない 「組織開発をしたい」と言われた案件は「組織開発」に「着地」しない!? : 「何」と闘うかを考えて「武器」を選ぶ!? http://www.nakahara-lab.net/blog/

    Tシャツ・短パンでエベレストには登れない!? : 数百名・1時間の講演で「管理能力」は上がらない!? | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net
    hiroyukiokano
    hiroyukiokano 2019/06/25
    「子どもに自転車を乗るスキルをつけさせいのなら、実際に自転車に乗せなくてはならない。そのうえで、最初はサポートをしながら、どこかで手を離さなくてはならない」
  • 「例外」は「怠惰」をつくり「継続」を阻害する!? : 毎日物事に取り組むためには、どうすればいいのか? | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

    「例外」は「怠惰」をつくり「継続」を阻害する!? : 毎日物事に取り組むためには、どうすればいいのか? なぜ先生は、毎日、ブログを書くことができるんですか? なんか、コツがあるんですか? ・ ・ ・ 先だって、ある学生さんから、こんなご質問を受けました。 興味をもってくれて、ありがとう。コツねぇ・・・。 あるといえば、ある。 ないといえば、ない。 今日は、そんなコツを書いてみましょう。 ▼ これは、意外に知られていないことですが、ひとつ「コツ」を開陳させていただきますと、 書くためには「書き続けること」 である、というのがございます。 もう少し言葉をたすと、「毎日書くため」には、「例外」などをもうけず書き続けると腹をくくったほうが、自分を駆り立て書き続けることができるようになる、ということです。 僕は月曜日から金曜日まで、よほどの無理な状況がないかぎり、「例外なく」書き続けることを、心に決

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  • 大学教育をめぐる「共犯関係」と「共創関係」 | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

    かなり前のことになりますが、あるところで、ビジネスパーソンの方々と、大学教育について議論になりました。 その方々が「大学教員の教え方はひどかった」「大学は全くなってない」とおっしゃるので、まずは、お話をうかがっていたのです。話は非常に面白く、また、大変盛り上がりました。 ▼ 上記の方のように、自分が大学教育を受けた際のことを懐古し、「大学教員の教え方はひどかった」とおっしゃる方々は多々いらっしゃいます。これまで何度、ビジネスパーソンが集まるシンポジウムやフォーラムで、この手のクレーム(!?)をふっかけられたことか(笑)。 その方が、いわゆる「大学生」を謳歌していたころ、僕は、まだ「小学生」なんですけどねぇ。その方が、やれジュリアナやら、やれドンペリだと興じている、そのとき、僕は「3桁のたし算」を習っていたのですけれどもね(笑)。その僕に、「大学のクレーム」がくるのですよね・・・おかしいです

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  • 良質のアウトプットは「出がらしのお茶っ葉」からは生まれない!? | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

    「良質なアウトプット」を行うために必要なものは、「十分なインプット」と「適度なスループット」を確保することです。 ここで「十分なインプット(input)」とは、「自己の外部から、世の中の最先端を走る知識を、十分仕入れること」を意味します。 一方、「適度なスループット(throughput)」とは、「外部からたくわえた知識を自分のなかで咀嚼したり、他人と対話しながら、自分の腹におとすこと」をいいます。 これは僕の経験談でしかないのですが「インプットースループットーアウトプット」、このバランスがうまく保たれているときに、「良質なアウトプット」が確保できます。 自分でいうのも何ですが、今から20年弱前、駆け出しの助手(助教)時代などは、このバランスが比較的保たれていたような気がします。 しかし、年をとるにつれてか、法人化の影響か、僕のタイムマネジメントがショボイのか、知りませんが、この「バランス

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  • フィードバックを「される側」が留意しておきたい5つのポイント!? | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

    「先生、フィードバックを受ける側は、何に気をつければいいんでしょうか? フィードバックを受ける側のコツってありますか?」 ・ ・ ・ 先だって、ある学部生の方が、僕のところにやってこられて、こんな質問をしてくださいました。 ちょっと前に行ったミニ講義で、「フィードバックをする側」のことをレクチャーしたので、今度は「フィードバックを受ける側」のことが気になったのかもしれません。 そのときは、所用で、ちょっと時間がなかったので、 「わかった。今度、それで、ブログを書くよ。ちょっと待ってて」 とだけいいました。 で、今日の記事が、それ(笑) ▼ フィードバックを受ける側のコツとして、僕は下記の5つをあげたいなと思います。 1.聞き切る 2.感謝する 3.具体化する 4.対話する 5.これからを考える 「1.聞き切る」とは、相手から提供されるフィードバックを、まずは受容し、受け止め、最後まで「聞き

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    hiroyukiokano
    hiroyukiokano 2018/02/27
    「わたしたちは微力です。変えられるものは「他者」ではなく「自分」であり、変えられるものは「過去」ではなく「未来」だけです」
  • 博士論文を書くとは「自分と向き合い、けじめをつけること」である!? | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

    博士論文を書くとは「自分と向き合うこと」である そして「けじめ」をつけることである ・ ・ ・ 今年度、中原研究室では、博士論文を執筆する大学院生が何人かおられます。 過去1年には、研究室の2名の方々が博士号を取得しました(おめでとうございます! 研究室ができてから4人目になりますね)。現在、2名の方が、まさにアタック中。ぜひ最後まで「完走」していただきたいものだと思っております。 ▼ 博士論文の指導教員(主査)として指導をしていて(たいした指導はしていませんが・・・)、最近、つくづく思うことがあります。それは冒頭のひとこと。 博士論文を書くとは「自分と向き合うこと」である そして「けじめ」をつけることである ということです。 このことは所属する大学院や、学問分野によって違うので一概には言えませんが、少なくとも僕の置かれている状況では、そう思います。 ▼ 以前、このブログでも、書いたことが

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  • 「残業すんなよ、でも、〆切は明日の朝までな」という「働かせ方改革」に僕らがゲンナリする理由!? | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

    「働き方改革」という言葉、聞けばきくたび、白けませんか? 「働き方改革」と叫ばれるたびに、なんか、皆さん、ゲンナリしませんか? ・ ・ ・ 昨夜は慶應丸の内シティキャンパスでの授業「ラーニングイノベーション論」でした。ラーニングイノベーション論は全13回で「人材開発の基礎知識」をひととおり学ぶことのできるコースです。今年で第9期、おおよそ250名くらいの卒業生がすでに巣立っています。 昨夜は、学習院大学の守島基博先生におこしいただき、「日型戦略人事と人材開発のあり方」についてご講義をいただきました。守島先生におかれましては、お忙しいところご出講いただき、当にありがとうございました。 ▼ 守島先生のご講義は「企業の戦略」と「人材開発」のあり方に関する指針を短時間でまとめてくださる、素晴らしいものでした。先生のご講義は、私自身、毎年学ぶところが多く、楽しみにしているところです。今年は、昨今

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    hiroyukiokano
    hiroyukiokano 2017/06/03
    「「長時間労働の抑制・時間の使い方」の「前後」の要因をしっかりと探求するのです。本来変わるべきもの、追求するべきものは、その「前後」にもあるのです」
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「知性のある人」にみられる3つの特徴?:あなたの会話に「ギフト」はついてますか?

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 私たちは、日々、生活をし、様々な人々に出会うと、「あっ、この人、頭がいいな」「この人、知性的だな」と感じる瞬間があります。 「知性とは何か?」という形而上学的問いは、それだけでが40冊くらい書けそうですので、このインスタント・オフザケブログには、全く「身の丈」にあっていません。 ここでは問いを少しだけズラして、僕自身が、「あっ、この人、知性的だなぁ・・・」と感じる瞬間、何を判断根拠にしているかを振り返り、書いてみることにします。 「知性とは何か?」という問いと、「自分が知性的だと感じる一瞬はどんな瞬間か?」といういわばプチ現象学的な問いは、似ているようでいて全く異なります。そして、後者ならば、このブログにでも30

  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「劣等戦隊・先行研究羅列マン」にご用心!? :先行研究をまとめるときに最も注意すること

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 今年も、卒論の時期なのか、「先行研究」というワードで検索して、僕のブログを訪れる方が増えているようです。ありがとうございます。 先行研究のまとめかたに関しては、これまでにも、このブログで、様々な方法・留意点をご紹介させて頂きました。メールで、ある学部学生さんから、ひとつ質問もいただいたこともあり、今日は短く、そのコツについてお話いたします。 ▼ 先行研究をまとめるうえで最も注意しなければならないことを、ワンワードで述べると 「劣等戦隊・先行研究羅列マン!」にならないようにする ということにつきます(笑)。 (戦隊といいつつ、一人しかいないじゃん! 時間がないので、あとは省略! 月曜日の朝は忙しい!) 「先行研究羅列

  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「コミュニケーション能力がある」とは「オレが何にもしなくていい状態」!? : 「最近の学生はけしからん!」に対して一教員が思うこと

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 最近の学生は、ちょめちょめがダメだ 大学はちゃんとしてない! 最近の学生は、ほにゃららが、全然なってない 大学はけしからん! ・ ・ ・ こうした意見を、企業の方から、年に2度くらい(?)頂戴することがあります。立場上、大学の外で講演することや、マネジャーの方とお話することも多いので、おそらく、そういう機会が多くなってしまうのでしょう。 僕のような「下っ端なんちゃって大学ピーポー(!?)」に、そのようなことを申し上げられても、まことに対応に苦慮するのですが、こういう機会ですので、その場では、ありがたく拝聴し、ごく希に意見交換をしています。 特に、このようなまことにありがたいご意見を、僕に浴びせかけていただけるのは、

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