基地局を介さずに、携帯電話同士が直接通信を行うD2D(Device to Device)の標準化が進んでいる。SNSやローカル広告、M2Mなどでの利用が想定されている。 携帯電話同士が基地局を介さないで直接通信を行うD2D(Device to Device)と呼ばれる技術が、3GPPリリース12で標準化される見通しになった。早ければ2015年頃に、この機能を実装した端末が登場する。 移動通信技術の標準化団体3GPPは、昨年策定されたリリース10からLTEの発展システムであるLTE-Advancedの標準化を行っており、現在はその拡張仕様の策定がリリース11として年内を目標に進められている。今年6月、3GPPはその次のリリース12で標準化する内容を検討するワークショップを開催、その中で新たにD2Dが標準化されることが固まった。 端末間の直接通信を実現する技術には無線LANを活用するWi-Fi