NTT東日本の「フレッツ光」の卸売を利用して、すでに約50社が光サービスを提供している。今後は教育や農業など通信以外の分野に強みを持つ企業の参入も促すことで、「これまで届かなかった領域におけるICT化を進めたい」と山村雅之社長は意気込みを見せる。 ――「フレッツ光」の卸売サービスによる「光コラボレーションモデル」(以下、光コラボ)が始まりました。すでに多数のISPや携帯電話事業者がサービスを開始していますが、どのように評価していますか。 山村 NTT東日本の光卸を利用した光コラボ事業者は、3月上旬時点で約50社に上ります。問い合わせ状況などからそれなりの数が出てくるだろうと予想してはいましたが、これほど多くの企業が早期にサービスを始めるとは想定以上でした。事業者の数という点では、順調なスタートを切ったと見ています。 光卸を始めたのは、我々が提供できずにいた多様なサービスを光コラボ事業者の方