スポーツなどのイベント会場から生中継を行う場合、カメラで撮影された映像が視聴者に届けられるまでの間に、下の図1のようにコーデックの多段接続(複数回のエンコード/デコード処理)が行われるのが一般的です。 なるべく画質を損ねずに視聴者に映像を届けるためには、コーデックの多段接続を行っても画質の劣化が少ないことが重要になります。 図1:中継映像が視聴者に届けられるまでの流れの例 AVC/H.264 HighプロファイルとHigh4:2:2プロファイルでのコーデック多段接続時の画質を比較 4:2:2に非対応のAVC/H.264 Highプロファイルと、4:2:2に対応したHigh4:2:2プロファイルとで、コーデック多段接続時における画質の比較について見ていきます。 下の画像1のⒶ、Ⓑ、Ⓒの三つの部分で、4:2:2と4:2:0の1~3回のエンコード/デコード処理時の画質を比較します。 画像1: 画