【9月4日 CNS】中国宋代の文学者の蘇軾(Su Shi)直筆の作品「木石図」が8月30日、香港の競売大手クリスティーズ(Christie's)で公開された。 この作品は日本に流出していたが、クリスティーズの専門家が2018年に偶然に日本で発見。鑑定の結果、蘇軾本人によるものと認定された。その価値は、約4億香港ドル(約56億円)になるとみられている。(c)CNS/JCM/AFPBB News
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西暦紀元568年にパンノニア(現在のハンガリー西部)からイタリアに侵入し、その後200年以上にわたってイタリアの大部分を支配した蛮族(ランゴバルド人)の社会組織と移動を解明する手掛かりが古ゲノムDNAの解析によって得られた。この研究知見に関する論文が、今週掲載される。 3~10世紀の西ヨーロッパは社会文化的にも経済的にも変革期にあり、西ローマ帝国が崩壊し、ヨーロッパ全土で蛮族集団の移動があった。しかし、こうした蛮族社会の唯一の直接証拠は考古学的遺跡で発見されたものであり、この証拠を使って蛮族集団の正体と社会構造、移動パターンに関する推論が展開されてきた。6~7世紀のパンノニアとイタリアの考古学的墓地遺跡からは、ランゴバルド人の移動に関する史料と矛盾しないパターンが示唆されているが、ランゴバルド人の社会と移動については不明な点がかなり多い。 今回、Johannes Krause、Krishn
クリッパー船は、当時最速の帆船として世界の貿易に革命を起こした。中国から茶を運び、ゴールドラッシュに沸くサンフランシスコへ食料品や備品を届け、船主たちは米国で最も裕福な人々の仲間入りをした。しかし、歴史家スティーブン・ウジフサ氏の新作『Barons of the Sea(海の男爵たち、未邦訳)』によれば、栄光の陰でクリッパー船はアヘン貿易にも関わっていたという。数百万という中国人をアヘン中毒にさせ、船のスピードを上げるために船員たちは過酷な労働を強いられ、時には命の危険にもさらされていた。 ワシントンD.C.を訪れていたウジフサ氏に、ナショナル ジオグラフィックが話を聞いた。 ――ある歴史家が「クリッパー船には、最初から最後まで不正と暴力が付きまとっていた」と語っていますが、これはどういう意味でしょうか。米国は、何を目的にクリッパー船を製造していたのでしょうか。 いわゆるボルチモアクリッパ
中期新石器時代の器。古代のチーズに関する研究でも、このような器が分析された。(PHOTOGRAPHY COURTESY OF SIBENIK CITY MUSEUM) チーズに目がない人は多いだろう。モッツァレラ、パルメザン、ブリー――チーズの種類はいくつも思い浮かぶ人でも、人類がいつからチーズを作り始めたかは実ははっきりしていない。一般的には、先人たちは1万年以上前にウシやヤギ、ヒツジを家畜にして、その直後から搾乳を始めたと考えられている。チーズも、同じ頃に発明されたと考えられている。(参考記事:「チーズ好きなら一生に一度は訪れたい街 5選」) このほど科学誌「PLOS ONE」に発表された最新の論文は、地中海沿岸地域におけるチーズ製造の最古の証拠を発見したとしている。7200年前の器の破片から、チーズの痕跡が見つかったというのだ。ただ、この研究成果に納得しない科学者も多い。この研究には
阿修羅像(興福寺蔵、写真撮影:金井杜道)この記事の写真をすべて見る 天平文化の至宝、阿修羅像。表情豊かで優美な装束、しなやかな手足を表した造形は、脱活乾漆(だっかつかんしつ)造りという特徴的な技法による。この技法は天平期に大いに流行ったようだが、どうやって内部を抜き出したかなど、その詳細はよくわかっていなかった。非破壊のCT調査で、美術史、保存科学、木材学の研究者や仏師らが、造像の謎にあの手この手で迫った。『阿修羅像のひみつ――興福寺中金堂落慶記念』(朝日選書)では、調査結果を詳しく報告するとともに、それをベースに進められた再現実験の過程や結果についても、それぞれの専門家がたっぷり解き明かしている。CT、AI、機械がはじき出した意外な結果に、研究者たちは――。 【秘密のベールに包まれていた、阿修羅像の内部はこちら】 * * * レントゲンやCTスキャンの画像を医師が見落として、ガン患者
15世紀のマリア像、ど派手な色で素人が修復=スペイン 2018年09月09日07時30分 スペイン北部ラニャドイロ村の教会にある、修復前の像(左)と、派手な色で塗り直された像(AFP時事) 【マドリードAFP時事】スペイン北部アストゥリアス自治州のラニャドイロ村にある小さな教会で最近、15世紀のマリア像が派手な色彩で修復され、スペイン各紙の話題をさらっている。修復前は木目がそのままの彫像だったが、今は鮮やかなピンクやスカイブルーで塗られ、殺到する批判に対し、修復した近所の女性マリア・ルイサ・メネンデスさんは「私はプロではない」と地元紙に反論した。 〔写真特集〕「復元&復刻」 あれは、きっと、こんなだった メネンデスさんは教会の責任者の許可を取って修復した。「私はこういう作業が好きだし、私のできる範囲で色を塗った。私にとってはすてきな色だし、近所のみんなも気に入ってくれている」と述べた。 ス
小説やゲームなどでよく描かれる中世風のファンタジー世界には、中世の都市っぽい雰囲気でありつつも現実に存在する街並みとは違う架空の都市が登場します。「町の城門はこんな感じで、この区画にはこんな人たちが集まって暮らしていて……」と妄想するだけで楽しめてしまう中世風の架空都市を自動で生成してくれるウェブサービス「Medieval Fantasy City Generator」を、インディーズのゲーム開発者であるOleg Dolyaさんが開発しています。 Medieval Fantasy City Generator by watabou https://watabou.itch.io/medieval-fantasy-city-generator 「Medieval Fantasy City Generator」の公式ページにアクセスすると、さっそく都市の地図らしきものが自動生成されました。地図
イタリア北部の旧劇場の地下からローマ帝国時代の金貨数百枚が見つかった/Ministry of Cultural Heritage and Activities (CNN) イタリア北部でこのほど、かつての劇場の地下からローマ帝国後期の金貨数百枚が見つかった。金貨はせっけん石製の円筒形の容器に詰め込まれており、保存状態は良好。 文化省によると金貨は先週、ミラノの北に位置するコモの旧劇場の地下で発見された後、ミラノの研究施設へ送られた。同施設で考古学者や修復の専門家が分析を行う予定だという。 ボニゾーリ文化相は記者会見で「今回の発見が持つ歴史的、文化的重要性について詳細なところは現時点でわからない。ただ当該の地域が我が国の考古学にとってまさしく宝物のような場所であることを証明するものだ」と述べた。 文化省は金貨の価値について明言していないが、地元メディアは数百万ドルに相当する可能性があると報じ
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