東京都小平市が五月に実施する都道計画の是非を問う住民投票について、市は二十四日、「投票率が50%未満のときは成立しない」とする要件を加えた条例改正案を臨時市議会に提出した。市議会は特別委を設置して審議、本会議での採決は賛成十三、反対十三の同数となり、議長裁決で可決した。 条例改正案は、「住民投票は、投票者総数が投票資格者総数の二分の一に満たないときは、成立しないものとする」との条文を追加。成立しないときは開票も行わない。小林正則市長は「住民投票の結果に実効性を持たせ、立法技術上の観点から適正に執行するため改正したい」と提案理由を述べた。