クラウド型モデルも登場し、拡大を見せる電子カルテ領域。いま、医療はどこまでIT化が進んでいるのか。ASCIIによる最新情報を毎週連載でお届けします。 患者と医療者が、病状などの理解を共有化することができる「カルテ開示」。 医療機関には、請求があった場合カルテを開示しなければならない義務がある。しかし、患者からの開示請求が少ないという現状がある。 理由のひとつに、開示請求すると患者側に費用がかかることが挙げられる。手数料やコピー代が医療機関によっては高額な場合もあり、気軽に見ることができないのだ。 クラウド型の電子カルテが徐々に普及し始めているなか、カルテ開示はどう変わっていくのだろうか。 以上が基本的な部分だが、ここからはクラウド電子カルテに詳しいクリニカル・プラットフォーム鐘江康一郎代表取締役による解説をお届けする。なお、本連載では、第三者による医療関連情報の確認として、病院経営の経営ア