気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 米大統領選挙で争点化している医療保険改革は、政府の役割に関する民主・共和党の哲学の違いが反映される論争的な問題だ。しかし、いずれの改革案についても、その成功を左右するのは、地道な取り組みを通じた医療コストの抑制である。 米国で、医療保険改革が大統領選挙の有力な争点に浮上している。カイザー家族財団が2月に行った世論調査では、大統領選挙の判断基準として重視する論点として、21%が医療問題を挙げている。これは、経済(43%)、イラク(29%)に次ぐ高さである。 米国民に広がる“保険喪失”の恐怖 有権者の関心の高さには、2つの理由がある。 第1に、保険喪失への恐怖である。米国では、リストラの対象になった国民は、職業だけでなく医療保険をも失いかねない。
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