北朝鮮、送還日本人を選別 「全て対象」偽りの恐れ…体制批判者は収容所か 産経新聞 7月23日(水)12時22分配信 北朝鮮が拉致被害者ら在留日本人を調べる特別調査委員会の設置前から、「行方不明者」と称する日本人の調査を始めていたことが22日、複数の消息筋の話で分かった。日本送還対象者の選別作業にも着手、体制にとって不都合な日本人を収容所に隔離する動きもあるという。日朝合意で北朝鮮は全ての日本人を調べるとうたいながら、一部についてしか日本側に調査結果を公表しない恐れがある。 (桜井紀雄) 消息筋によると、調査委が設置された今月4日以前から、朝鮮籍の夫らと北朝鮮に渡った日本人配偶者に加え、自主的に渡航したとする日本人についても、朝鮮語で「行方不明者(ヘンバンプルミョンジャ)」と称し所在確認と聴取を実施。調査委を主導する国家安全保衛部周辺者と最近接触した日朝関係者によると、日本人の調査は平壌(