ブックマーク / honz.jp (7)

  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    『美味しんぼ』における山岡士郎が残した功績を考える (其の二) 2018年09月30日 『この記事を書いたのは誰だーーー!!』 どうもみなさんこんにちは。苦し紛れで書いた『美味しんぼ』レビューがなぜか、マンガ新聞の週間レビューランキングに入っていて驚いています。 しかしながら「なら、...

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    hitouban
    hitouban 2014/05/11
  • 『ヤンキー経済』六本木からも丸の内からも見えない世界 - HONZ

    書は業種や職種によっては、いますぐ役に立つビジネス書である。最終章のタイトルは「これからの消費の主役に何を売るべきか」。その最終章にはたった780円でこんなに教えてもらっていいのかというほどたっぷりと、具体的なビジネスのアイディアが満載なのだ。 たとえば、これからのビジネスとして、ネットでの有名ブランドの中古品販売は流行るはずだ。その場合はPCサイトではなく携帯サイトでなければならない。決済はアプリ課金のように電話料金に上乗せするべきだ。操作をできるだけ簡単にし、アイコンをかっこ良くしないと失敗するかもしれない。 たとえば、自動車メーカーは極限まで装備を簡素化することで安くした大型ミニバンを作るべきだ。ユーザーには「いかつめ」なライトやバンパーを徐々に自分で後付できる余裕を残すべきた。 たとえば、旅行代理店は家族同士による大部屋宿泊ディズニーリゾートツアーを作るべきだ。パークのチケット代

    『ヤンキー経済』六本木からも丸の内からも見えない世界 - HONZ
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    hitouban 2014/02/11
  • 『夜の経済学』-数字が照らすアタリマエの裏側 - HONZ

    著者の一人である明治大学准教授の飯田泰之氏は書の刊行によって講演がキャンセルになったという。「『夜の経済学』なんてタイトルのを書く奴の話なんて聞く気にならない!」といきなりのキャンセルを喰らったとか。講演の依頼先までは明らかにしてないが、確かに、眉をひそめてしまう人もいるかもしれない。帯には「セックスから政治まで」とあるが、タイトルからわかるように、セックスやら風俗のお話が中心。敬遠されがちだが我々の生活と陸続きのお話であるが、ぱらぱらと捲るだけで「ソープランド」、「ワリキリ(個人売春)」、「ナマでやる」、「TENGA」などの単語が目に飛び込む。キャンセルも仕方なしか。 当然だが彼らも別に風俗が好きなわけではない(たぶん)。自明でありがちだが、データの裏付けなく語られる領域で数字を語ることで、通説のでたらめさや意外な事実を明らかにするのが書の試みだ。 まず、第1章「フーゾク業界を経済

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    hitouban 2013/10/12
  • 『石原慎太郎を読んでみた』を石原慎太郎が読んでいた – HONZ

    著者の一人、栗原裕一郎さんから「石原慎太郎の小説をデビュー作から最近の作まで徹底的に読んで批評するイベントを、豊崎由美さんとの対談でやりたいんですよ。豊崎さんが引き受けてくださったら、大西さん、これ書籍化しません?」と、最初に相談されたとき、「大丈夫なのかな…」と、びびらずにはいられませんでした。 だって石原慎太郎といえば強面なイメージがあるし、文壇のドンみたいな人でしょう。弊社のごとき弱小出版社が文句をつけるようなことをしたら消されちゃわないかしら、と。 それに、豊崎さんといえば、『文学賞メッタ斬り!』でバッサバッサと石原慎太郎の選評を斬ってこられた、いわば宿敵です。はたして引き受けて下さるのだろうか。こんな話をもちかけて、怒られたりしないかな。 しかし、躊躇しながらも好奇心に負けて、「やりましょう!」と言ってしまったのです。 栗原さん曰く、石原慎太郎のデビュー作『太陽の季節』は近代日

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    hitouban 2013/08/31
  • 『なぜ、世界はルワンダを救えなかったのか』 地獄を見た司令官 - HONZ

    地獄というものがこの世に存在するのなら、著者が1994年にルワンダで見た光景こそ、そう呼ぶに相応しい。徹底的に破壊された都市、拷問の限りの果てに殺された人の山、その死体をべて犬の大きさにまで成長したネズミ。そこには、正気を保っているほうが異常であると思われるような、圧倒的な現実が広がっていた。 書の著者であるカナダ出身の軍人ロメオ・ダレールは、1993年10月にPKO部隊の司令官として内戦の続くルワンダに国連から派遣され、80万人の命がたった100日間で失われたジェノサイドを目の当たりにした。事態の鎮静化後に司令官を辞任したダレールは、カナダへ帰国してからもうつ病やPTSDに苦しみ、2000年にはアルコールとドラッグを用いて自殺未遂を起こす。 苦しみ続けた彼は、世界にルワンダの悲劇を伝えるために、そして、二度と同じような悲劇を起こさないために地獄の体験を振り返り、書にまとめた。この

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    hitouban 2012/09/12
  • 『世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析』 アゲと気合の日本人論 - HONZ

    ヤンキーをWikipediaで引くとこうなる。 ヤンキーとは、来はアメリカ人を指すYankeeが語源。日では、「周囲を威嚇するような強そうな格好をして、仲間から一目おかれたい」という少年少女。また、それら少年少女のファッション傾向や消費傾向、ライフスタイルを指す場合もある。口伝えで広まった言葉のため、来の意味を知らない多くの人々によってあいまいな定義のまま使用されることが多く、「不良」「チンピラ」「不良軍団」など多くの意味で使用される。 確かに私も、なんとなくチンピラっぽい人のことをヤンキーと呼んでいる。今までの人生で、自分がなったことも付き合ったこともなく遠巻きで見ているにすぎなかった。しかし『世界が土曜の夜の夢ならーヤンキーと精神分析―』を夢中になって読むうちに、自分の中に眠っている「ヤンキー的日人」(これも相当変な日語だ)に否応なく気づかされてしまった。 第一章の冒頭で著者

    『世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析』 アゲと気合の日本人論 - HONZ
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    hitouban 2012/07/06
  • 作ってみました。『ナチスのキッチン』 - HONZ

    商売柄、台所に立つことは多いが、こんなに深遠な場所であったとは知らなかった。 まず、台所は人間の「外部器官」である、と著者は言う。人間は他の生物をべて生きているわけだが、そのまま生できるものを除けば、基的に切り刻んだり、火を通したりしてべる。すなわち台所は、この工程を担う、人間の体外にある最初の「消化器官」であるととらえるのだ。これは逆に言えば、台所は生態系のもっとも人間社会に近い中継地点ということになる。自然を加工し、その栄養を摂取する最終地点であると同時に、体内から飛び出した人間の器官なのである。 そう考えると、原始時代、火を手に入れた人間が、焚き火で炙ってべる、その火こそが、消化器官としての台所の原型とも言えるだろう。そこから「信仰、畏怖の対象としての台所」という視点が出てくる。ギリシアのオリンポス12神のヘスティア、日の庚申様など、台所には「竈神」がおり、古代ゲルマンで

    作ってみました。『ナチスのキッチン』 - HONZ
    hitouban
    hitouban 2012/06/13
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