2003年で、生誕20周年を迎えたファミコン。その歴史は、同時に絶え間ない訴訟で、著作権を勝ち取ってきた歴史でもあった。 1月27日、テレビゲームの展覧会「レベルX」の関連セミナー、「ゲーム文化の発展における著作権の役割」で、コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の久保田裕専務理事が登場。ファミリーコンピュータを巡る、過去の訴訟事例などを紹介した。 ACCSの久保田専務理事。「違法ユーザーの中には、『クソゲーだからコピーするんだ』という人間もいるが、そんな理屈が通るか。要は成熟していない。2ちゃんねるを運営するひろゆきさんも、議論すると幼稚ですよ」 テレビゲームの歴史は古い。久保田氏は、家庭用テレビゲーム機が誕生したのは1972年のことだと紹介する。1978年には、タイトーが「スペースインベーダー」を発売する。 しかし、当時は“プログラムの著作物の保護”が、著作権法に明記されていな