Who Invented the Avant Garde - and other half-truths Paintings from the exhibition Ward Shelley Click to enlarge. A further enlargement may be available - click "enlarge here" on the 2nd page- then click the next image.
欧米の比較政治学では、社会保障と雇用を一体に捉えて、その相互関係から各国の政治経済を分析する「福祉レジーム論」が非常に有力な潮流となっています。こうした観点から、日本において社会保障と雇用をどうつなぎ直すのかを考えたいと思います。 社会保障と雇用のつなぎ方として、「ワークフェア」、「ベーシックインカム」、「アクティベーション」の3つのオプションがあります。日本としては、北欧型アクティベーションに注目しながらも、その限界も踏まえた上で日本型アクティベーションをどう構築していくかを考える必要があります。 20世紀型の生活保障は、製造業における男性稼ぎ主のライフスタイルをモデルとして、そこに潜むリスク(労災、失業、病気、加齢)を社会保険でシェアしていくのが基本的な設計となっています。何らかの理由で社会保険に入っていない者には公的扶助をあてがう一方で、男性稼ぎ主のライフスタイルが継続できるよう、ケ
買物依存症、ホストクラブ通い、整形手術、デリヘル嬢になったかと思えばSMの女王に――。自らを暴き立てるかのように書き続けてきた中村うさぎが、はじめて他者との関わりを書いた私小説『狂人失格』(太田出版)。 「京大のマドンナ」を自称し、臆面もなく「私は作家」と言い張っては、ネット上でツッコまれまくっている”電波系”ネガティヴ・アイドル、優花ひらり。彼女に「共著で本を出しませんか?」と、著者が持ちかけたのを発端にして巻き起こった一大騒動。その騒動の渦中で著書が見たのは、自意識にがんじがらめになった、女たちの鏡地獄だった。嫉妬、羨望、コンプレックス、自己顕示欲ーー女性特有の自意識とは? 著者・中村うさぎに訊いた。 中村うさぎ(以下、中村) これまででいちばん醜悪な作品だと思う。書かれてある私自身も優花ひらりも、その経緯も、すべてね。私はさんざん自分のキタナイところを排泄物みたいに出しては見せてきた
【承前】 録画したNHKスペシャル『無縁死 〜3万2千人の衝撃』を、メモを取りながら再視聴。 紹介されている事例は、堅実に生きてこられた方ばかりに見える*1(以下、敬称略)。 小林忠利(こばやし・ただとし、享年73) 32歳で勤務先が倒産。地元の秋田に両親を残して上京。 給食センターで働き、定年後は工場で派遣労働。「無遅刻・無欠勤」「キツイ単調作業でもニコニコ」という人柄で、亡くなる直前まで両親の供養料を払い続けたが、本人は無縁墓地に埋葬された。自宅で亡くなったのに、「氏名不詳」として官報に掲載された。 常山善治(つねやま・よしはる、享年55) タクシー運転手 ⇒ 医学生の実習のために献体され、「683♂」という番号札が付けられた。 若山鉢子(わかやま・はちこ、現在79才) 父親を早くに亡くした。 看護師の仕事と実母の介護で精一杯、結婚できなかった。 働いてつくった貯金で、40才の時にマン
1967年生まれ。上智大学外国語学部卒業。編集プロダクション勤務を経て、独立。週刊ダイヤモンド、人事関連雑誌、女性誌などで、メンタルヘルスや介護、医療、格差問題、独立・起業などをテーマに取材、執筆を続ける。西川氏の連載「『うつ』のち、晴れ」「働く男女の『取扱説明書』」「『婚迷時代』の男たち」は、ダイヤモンド・オンラインで人気連載に。 格差社会の中心で友愛を叫ぶ 現代社会でなおも広がり続ける「格差」。この連載では、人々の生の声を拾い、悲惨で理不尽な状況に苦しむ姿などから格差の現状を伝えていく。果たして現政権が唱える「友愛」の光はここにも届くのか―― バックナンバー一覧 年末年始、テレビ画面には連日のように国立オリンピック青少年総合センターの映像が流れた。国と東京都が開設した宿泊施設「公設派遣村」だ。 だが、施設で年を越した人々がいた一方、報道されないもうひとつの“派遣村”では、行政の支援に背
ことばを私たちがうばわれるのではなく、私たちがことばから見放されるのです。ことばの主体がすでにむなしいから、ことばの方で耐えきれずに、主体であるわたし達を見放すのです。 (『海を流れる河』"失語と沈黙のあいだ"より引用) そう日本社会へ警鐘を鳴らしたのは、詩人石原吉郎(1915-1977年)である。彼は24歳で召集され、敗戦後ソ連のラーゲリ(強制収容所)にて抑留、その後スターリン死去による特赦で帰国を果たすまでの8年を、シベリア各地を転々と過ごした。懐かしい祖国の土を踏んだ時、石原はすでに38歳になっていた。 石原が身を投じた最北8年の歳月は、私の想像も及ばぬ世界である。しかし、彼が遺した散文からその苛酷さを想像することは可能だ。 十七のときに抑留され、ハバロフスクで二十二になったこの<少年>が、声をころして泣いているさまに、私は心を打たれた。泣く理由があって、彼が泣いているのではなかった
Dmitri N. Shalin, 1992, "Critical Theory and the Pragmatist Challenge," American Journal of Sociology, Vol.98 No.2, pp.237-279. プラグマティストの観点からハーバマスのコミュニケーション的行為の理論を4点にわたって批判した論文。カントから初期のフランクフルト学派をへて、ハーバマスへとつながる理性と啓蒙をめぐる議論の流れをおさえたうえで、以下の4点を指摘している(実際には6つあるが、最後の2つは最初の4つから演繹できそうな議論なので割愛)。 Embodied Reasonableness 非認知的側面の無視: 認知的側面とは理性的にとらえられるような思惟全般を指す言葉のようである。感情、コンテクスト、非反省的経験 (nonreflectional experience
著作権保護期間延長問題注1 ――福井先生は、「著作権保護期間の延長問題 を考えるフォーラム」注2 の世話人であり、多くの執筆・講演活動をされています。今回は法律を学んでいる、又は仕事にしている読者向けのインタビューであるということで、この保護期間延長問題についていつもより少し突っ込んだお話をお聞かせ頂ければと考えております。 まず、著作権保護期間である死後50年以降の経済価値を維持できる作品は著作物全体の2%にすぎない、という意見があります。そこで、経済的価値を維持できる2%の作品だけを登録制にするという形で、保護期間を切り分けることはできないのでしょうか。 福井:経済的価値が残っているとどうして延長しなくてはいけないのか、です。 経済的価値の議論というのは、よく誤解されて伝わっています。あれは保護期間を延長したところで受益する人はほとんどいないことの証明にはなります。少なくとも経
ひきこもる人たちは、コミュニティでの人間関係は下手だが、選挙での投票率は高いといわれている*1。 つまり、《お祭りとしての意思決定》には比較的参加しやすいが、あいまいに持続して息継ぎの場所もよく分からない《日常の意思決定の関係性》が、できない。 システムに担保される意思決定の場があれば、参加しやすい。 あいまいなコミュニケーションを直接要求されるのではなく、暴力的に固定されたインフラにしたがって選択権を行使すれば済むような参加(選挙、インターネット等)。 「民主主義2.0」として、ネットでの直接選挙等が取りざたされているが*2、そこでは意思決定の方法が話題になっているだけで、《参加》の側面が論じられていない*3。 いくら新しい投票システムを考案しても、それは一時的なお祭りシステムを考案することに当たる。 斬新な意思決定システムの陰で、ベタな人間関係は前近代的体質で残り続ける。 継続的な社会
先行記事【諸外国の人たちがどんな組織・制度に信頼を寄せているか(上)……日本編】でも言及している通り、国単位の価値観を中長期的に定点観測の形で調査報告している【World Values Survey(世界価値観調査)】の公開値を基にし、各国の国民単位での物の考え方や思考傾向などをさまざまな視点から確認している。今回はその記事の下編として、日本以外の国をいくつか選び、組織や団体などに対する信頼度の動向を見ていくことにする。 今調査「World Values Survey(世界価値観調査)」に関する概要、調査要項は先行記事の【世界各国の「新聞・雑誌」や「テレビ」への信頼度】を参考のこと。今回信頼に関する精査対象となる組織・制度は上編同様。「宗教団体」「国軍(あるいはそれに類する軍事組織)」「新聞・雑誌」「テレビ」「労働組合」「警察」「裁判所」「政府」「政党」「国会」「行政」「大学」「大企業」「
ここは法政大学大原社会問題研究所の発行している「大原社会問題研究所雑誌」の次号予告のページです。発行は毎月25日を予定しています。
2009/10/05 私たちの世界はとても不平等である。世界中の多くの人々にとって、自分の町や村を離れて移動することは、自らの人生を改善する最良かつ、ときとして唯一の選択肢である。人の移動は、個人や家族の所得、教育や社会への参加を改善し、子どもたちの将来の展望を広げるにはとても効果的であるが、その意義はそれだけではない。自分の住む場所を自分で決められることは、人間の自由に欠かせない重要な要素なのである。 世界中の移住者に典型的な姿というものは存在しない。果物の収穫をする季節労働者、看護師、政治的難民、建設作業員、学者、あるいはコンピュータ・プログラマーなどすべての人々が、国内または国外へと移動する約10億の人々の中に含まれる。移住先が国内であろうと国外であろうと、人は移動するとき、希望と不安を胸に旅立つが、ほとんどの人々は、新しい機会を広げるために移住する。自分の能力を活かせる土地に移り住
農舞台方向の景色を見ながら、朝食をとる若者たち 住民が名画に扮した、大成哲雄+竹内美紀子《上鰕池名画館》 田島征三《鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館》 地域住民においては、作品制作への参加や作品管理のなかで、より能動的な姿が見られるようになった。公式版を補うより詳しいマップや案内板の制作、各地でおもてなし所が設けられた。冷やした夏野菜を旅人にくれるような土地柄でもあり、今回はそれを意識的に、作品の脇に野菜や特産品の販売所を設けるところもあった。小荒戸集落では、区長の発案でキジマ真紀やペルラ・クラウセとの協同制作の様子を写真展示。越後妻有地域ではよく見かける「径庭」も手がかけられ、作品へ向かう坂道がマリーゴールドで彩られた。下条地域では、女衆達が切り盛りする《うぶすなの家》が今年も繁盛した。「人が大勢来てくれることをただ喜んでいるだけではだめだ」と、自分なりの作品説明やおもてなしを考える人
たいへん励みになりました。 勝手に切り貼りしてみます。 左派は 「共産主義」「反戦/平和」理念運動派 と 差別/貧困解消等の社会/民衆運動派=現場援助活動 に分離し、 (略) この内、理念運動派は「文化左翼」と呼ばれました。 分離してしまったデメリットは、 個々現場援助活動の実態/検証のフォローアップがないまま言論を主活動とした理念派の言説が自然と抽象的なことに行き先鋭化して具体的現場を喪失していった のに対して、 現場援助活動派は個々の現場により特化してしまって、社会全体との拡がりを持ち得ない状態に陥ったのでした。 そして、80年代以降、社会学業界を襲った?解釈文芸の嵐「ポストコロニアル」「カルチュラルスタディース」があります。この流行で、統計学などを使って個々の社会的現象を地道に追尾していく実証社会学は古くさいものとして後退し、まだ先行研究が殆どなく手あかのついていない第三世界やサブカ
視覚障害、読字障害や身体障害などがあるために、印刷物としての書籍を利用できない人々がいます。こうした人々も、書籍のデジタルデータを活用して音声や点字などそれぞれが利用しやすい形に変換すれば、読書がしやすくなります。しかし、書籍のデジタルデータの利用には様々な困難があり、読書に障害をもつ人々の書籍利用のバリアは依然として大きい状態にあります。「書籍デジタルコンテンツ流通に関する研究会」ではこうした状況を踏まえ、視覚障害等をもつ学生が書籍を利用しやすくなるための課題を検討し、対策を提案しました。 検討の過程で、有意義なご助言をいただいた総務省および国立国会図書館の方々、各専門分野でご発表いただいた方々、精力的にご検討いただいた委員の方々に感謝いたします。
インターネットカフェのトイレで子どもを産み、置き去りにして死なせたとして、警視庁渋谷署は30日、住所不定、無職永末瑞羽容疑者(23)を保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕したと発表した。容疑を認めているという。 同署によると、永末容疑者は29日午後4時40分ごろ、東京都渋谷区内のネットカフェの女性用トイレで男児を出産して便器内に放置するなどし、死亡させた疑いがある。 同5時ごろ、通報で駆けつけた警察官がトイレと同じ階の個室にいる永末容疑者を発見した。永末容疑者は今年春に家を出たといい、同店には28日夜に入店していた。
外国人排除デモに反対する会 総括声明 私たち「外国人排除デモに反対する会」が呼びかけた、「在特会」デモへの抗議行動から3ヶ月が過ぎようとしています。2名逮捕という不測の事態にもかかわらず、救援に駆けつけてくれた仲間のみなさん、また全国各地からカンパやメッセージを寄せてくださった多くのみなさんに、おくればせながら感謝申し上げます。ご支援、本当にありがとうございました。 このかん私たちは、4月11日当日、行動をともにした参加者に可能なかぎり連絡をとり、ふたたび顔を合わせ、自らの行動を真摯にふりかえる場を二度にわたって持ちました。「行動する保守運動」を標榜する在特会ら街宣右翼の実態や、標的とされた外国籍の人々がおかれている現状に詳しい方に解説と意見をもらいつつ、当日の私たちの行動がどのような意味をもち、何が欠けていたのか、問いなおす作業を行なってきました。 二度の集まりを経て、私たちが確認できた
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