IntelのオッテリーニCEOは、NokiaがWindows Phone 7に乗り換えようとも、Nokiaと共同開発したスマートフォンOS「MeeGo」を支持し続ける姿勢を示した。 米Intelのポール・オッテリーニCEOは、同社のスマートフォン用OS「MeeGo」の今後の見通しについて強気な姿勢を示している。だがフィンランドのNokiaが米MicrosoftのWindows Phone 7を主要なスマートフォンプラットフォームとして採用したことで、MeeGoの将来は危ぶまれている。MeeGoはIntelとNokiaが共同で開発したOSだ。 「Nokiaの戦略変更が業界各社の戦略に影響を与えるとは思わない」――今週バルセロナで開催されたMobile World Congressにおいて、オッテリーニ氏はBloombergの取材でこのように語った。「通信各社は今でも、オープンでしかも事業者に
電子書籍元年と呼ばれた2010年、電子出版物のうち雑誌分野での成功事例を1つ挙げよと言われれば、Conde NastにAdobeが全面協力して製作されたiPad版「WIRED」が思い浮かぶ。 そこで今回、米Adobe Systemsでメディアソリューションズ部プロダクトマーケティング担当バイスプレジデントを務めるRicky Liversidge氏に、同社の電子雑誌への取り組みに関する最新の状況聞いた。 --先日開催された電子出版に関するイベント「Adobe Digital Publishing フォーラム 2011」では、Adobe Digital Publishing Suiteを利用した日本国内での制作事例が発表されました。日本でも2011年から同製品が本格的に展開されるのでしょうか Liversidge氏:そのとおり、今年から日本でも本格展開します。Adobe Digital Pub
ソフトバンクの代表取締役兼CEOの孫正義氏が、世界最大のモバイル関連の展示会2011 Mobile World Congress(MWC)でIntelの最高経営責任者(CEO)であるPaul Otellini氏や米YahooのCEOであるCarol Bartz氏とともに登壇し、モバイルの展望や、日本でのボーダフォン買収について語った。 孫氏はPCとタブレットの関係について、PCをタブレットに置き換えることは可能だと述べた。同氏自身は1年前に、PCからタブレットに完全に移行し、ソフトバンクの従業員も1人1人に「iPhone」と「iPad」が支給されているという。 「わたしはこのタブレットを毎日、どこに行く時も使用している。トイレでもだ」と孫氏は、ある端末(機種は不明)を持ち上げて述べた。また「この12カ月間、PCを触ったことはない」という。 また、当時は「クレイジーな賭け」と言われたと自身も
スペイン・バルセロナ発--モバイルの世界では、画面サイズではなく、コンテンツが重要だという。 米Yahooの最高経営責任者(CEO)Carol Bartz氏は現地時間2月17日、当地で開催されている世界最大のモバイル関連の展示会である2011 Mobile World Congressでこのように述べ、同社の新サービス「Livestand」を披露した。 先週発表されたLivestandは、ユーザーのためにあらゆる種類のコンテンツを収集、パーソナライズし、そのコンテンツをどの種類の端末向けにも最適化することができる。「デジタルニューススタンド」をうたう同サービスは、個人の関心に合わせて記事や情報、広告を提供する。一方でパブリッシャーは、各デバイス向けに複数のバージョンのコンテンツを作成する必要がなくなる。 モバイル端末は画面サイズが小さいため、PC向けコンテンツの表示が損なわれてしまうという
電子書籍フォーマットの国際標準仕様を策定しているIDPF(International Digital Publishing Forum、国際電子出版フォーラム)は15日、現在策定中の電子書籍フォーマット「EPUB 3」のパブリックドラフトを公開したと発表しました。 EPUB 3 Specification Public Draft Released | International Digital Publishing Forum EPUB 3は、HTML5とCSS3など現在W3Cで策定中の最新のWeb標準をベースにしたオープンな電子書籍フォーマット。EPUBはアップルのiPadやGoogle Books、ソニーのReaderなどで採用されており、PCでもEPUBリーダーをインストールすることで表示可能で、電子書籍の有力な国際標準フォーマットと考えられています。 EPUB 3は今年5月に完成
eビジネス推進連合会(以下、JeBA)は2月16日、インターネット関連ビジネスの最新動向と今後の展望をまとめたレポート「eビジネス白書 2011」を発行したと発表した。各種の調査結果を引用しながらインターネット関連ビジネスの各分野の現状を解説しているほか、著名企業の経営トップに対するアンケート結果や、インターネットユーザー4000人に対する調査結果なども収録されている。 eビジネス白書 2011 JeBAは、昨年2月に発足した一般社団法人。楽天 代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏が会長を務め、副会長にヤフー 代表取締役社長の井上雅博氏、幹事にサイバーエージェント 代表取締役社長CEOの藤田晋氏が名を連ねている。「eビジネスの拡大とITのさらなる活用により日本の競争力強化を実現する」、「eビジネスを中核としたサービス全般を行う法人、個人事業主、自治体、団体等のサービス利用者の支援」の2点を目
Hypertext Markup Language(HTML)の次版は何年も前から開発が行われているが、完成までにはまだ数年かかる見通しだ。 具体的に言うと、World Wide Web Consortium(W3C)のHTML Working Groupは米国時間2月14日、HTML5を推奨標準として正式に認定するのは2014年第2四半期になるとの見通しを発表した。この長いスケジュールは、HTMLを流動的に更新される「生きている標準」にしようという別の取り組みとは対照的だ。 「われわれは2007年から(HTML5に)取り組んでいる。7年でHTML5を完成させることが目標だ」。W3CのHTMLアクティビティリーダーを務めるPhilippe Le Hegaret氏は米CNETに対しこのように述べた。 HTML5は、1999年にHTML 4.01がリリースされて以来、初めての改定版となる。次世
コンテンツ配信網(CDN)サービス最大手のAkamai TechnologiesとEricssonは2月14日、モバイル端末向けコンテンツ配信高速化ソリューションの開発を目指して、独占的な戦略提携を発表した。Ericssonが提供する、携帯電話通信事業者(モバイルキャリア)向け通信設備にAkamaiのソフトウェアを搭載して、携帯電話網内にCDNを構築する。 パケットアクセス制御ノード(SGSN)や無線網制御装置(RNC)、基地局といった、Ericssonがモバイルキャリア向けに提供する通信設備に、Akamaiのエッジサーバに搭載されているソフトウェアを搭載する。CDNは、オリジナルのサーバに蓄積されたコンテンツを多数のエッジサーバに配信してネットワーク化する仕組み。利用者はオリジナルのサーバにアクセスしなくても、地理的およびネットワーク的に近いサーバに接続して快適にコンテンツを楽しむことが
スウェーデンEricsson社と米Akamai Technologies社は2011年2月14日,モバイル・クラウド・アクセラレーションの分野で戦略的提携を行ったと発表した。Akamai社はインターネット接続事業者(ISP)のネットワークの中にキャッシュ・サーバー(エッジ・サーバー)を設置することで,ユーザーからのインターネット接続を高速化するサービスを提供する会社である。例えば,米国にあるWebサーバーの情報を日本のISP網内にあるサーバーでキャッシュしておき,日本のユーザーのWebアクセスをこのサーバーにアクセスさせることで,通信の遅延を減らせる。 今回の提携では,このキャッシュ・サーバーを携帯電話事業者の網内に置くことを狙う。「これまで,モバイル機器がインターネットのサーバーと通信する際,携帯電話事業者の上流のサーバーと通信する必要があったが,携帯電話網にエッジ・サーバーを置くことに
スウェーデンEricsson社はスペイン・バルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2011」(2011年2月14日~17日)において,基地局アンテナ機能を搭載した信号機やパーキングの看板などを展示している。 同社では2020年までに移動体通信のネットワークに500億の機器が接続されると予測している。こうしたことを考えると「(半径500m以上をカバーする)マクロセルだけではトラフィックを収容できなくなる」(説明員)。これに対応するために,同社では家庭に置くようなフェムトセルから半径数百m程度のスモールセルなど,あらゆる場所に多様な種類の基地局アンテナを設置していく必要があると考えた。 その解決策の一つとして提示したのが,信号機や屋外看板に基地局を収納して,小さなセルを街中に展開していくという方法である。信号機などは既に電源が確保されていることから,基地局機能を搭載す
これがWi-Fi Directだ―SamsungがGalaxy S IIで実演 韓国Samsung Electronics社はスペイン・バルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2011」(2011年2月14日〜17日)において,ソフトウエア・プラットフォームとしてAndroidを搭載する同社の新型スマ…(記事を読む、02/16 10:13) Qualcommが28nm世代のモデム用チップセット3品種を発表,LTEの最大150Mビット/秒対応品など 米Qualcomm Inc.は「Mobile World Congress 2011」(2011年2月14〜17日)において,2011年後半にサンプル出荷を開始するモデム用チップセット3品種を発表した。LTEの端末カテゴリ4(下り最大150Mビット…(記事を読む、02/16 10:09) ST-Ericssonが携帯機器
米携帯アドエクスチェンジネットワーク最大手のモブクリックスは10日、「2011年1月の携帯アプリ広告収入において、iPhone(アイフォーン)ユーザーの方がアンドロイドユーザーよりも価値が高い」との調査結果を発表した。 これは同社が、ユーティリティー、エンターテインメント、ゲームの3つのカテゴリーで、米アップル製「アイフォーン」のユーザーと米グーグルのOS「アンドロイド」端末のユーザーについて、ユーザー1人当たりの月平均広告収入を調べたもの(有料アプリの収入は含まず)。 カテゴリー別ではユーティリティーが広告収入が最も多く、アイフォーンの1ユーザー当りの月間平均広告収入が9.50ドルでアンドロイドが7.20ドル、以下エンターテインメントでアイフォーンが6.70ドルでアンドロイドが4.90ドル、ゲームでアイフォーンが4.00ドルでアンドロイドが1.90ドルとなっている。(松本泰輔)
オピニオンリーダーを招いて毎年カンファレンスを行うTEDが、既存のウェブサイトにソーシャルディスカッションのプラットフォームを導入したそう。TEDのイベントは5日間のあいだに1,300人もの参加者がいる大規模なもので、その思想は“ideas worth spreading”。複数言語の字幕つき動画も観られるiPadアプリもかなりいい感じ。 今回のプラットフォームは“TED Conversations”と名づけられていて、QuoraのQ&A形式をとる。ただし、いくつか重要な違いが。まず、このプラットフォームで始まる会話が3つの形式をとること。質問、アイディア、そしてディベート(議論)。また、それぞれの会話には1日から2週間までの有効期限が定められること。忙しい人々が参加するプラットフォームになることを考え、時間で区切ることにした。 そして最大の違いは、TEDで講演をするオピニオンリーダーが議
新技術を開発した大学院生のJung Il Choi氏(左)とMayank Jain氏(右)。後ろにあるシステムが,開発した全2重の無線通信システム。写真:L.A. Cicero,Stanford News Service 米Stanford Universityは,同大学 大学院の学生が,一つの周波数チャネルで全2重通信,つまりデータの送信と受信を同時に実行する無線通信技術を開発したと発表した(発表資料)。この技術を利用すれば,周波数利用効率が2倍に高まるため,利用可能な周波数幅が増えなくても,データ伝送速度を2倍にできる。次世代の無線通信技術を大きく変える可能性がありそうだ。 この技術を開発したのは,同大学 Electrical Engineeringの大学院生Jung Il Choi氏, Mayank Jain氏,Kannan Srinivasan氏の3人。これまで,1周波数チャネルで
Appleが前日に発表した定期購読サービスに対抗し、Googleがパブリッシャー向けのコンテンツ販売システムを発表した。収益分配率や価格設定権などがAppleよりパブリッシャーに有利になっている。 米Googleは2月16日(現地時間)、パブリッシャー向けの新しいコンテンツ販売・決済サービス「One Pass」を発表した。前日に米Appleが発表した定期購読サービスよりも幾つかの条件がパブリッシャー寄りになっている。 One Passでは、パブリッシャーは、定期購読形式、制限付き販売(一定金額で読める範囲を制限するなど)、雑誌の部分のみの販売など、コンテンツの販売形態を自由に設定でき、販売価格や決済タイミングもカスタマイズできる。決済はGoogle Checkoutを通して行う。 Googleの公式ブログやOne Passのページには収益の分配率は明示されていないが、米Wall Stree
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