デジタル・ホーム戦争で注目されるITU-T G.hn規格を解説する米ホームグリッドフォーラムのVenkat R.Uppuluri事務局長 (2010年9月デジタルホーム会議で筆者撮影) 前回は、新たな電波資源として注目を浴びるホワイトスペース(スーパーWi-Fi)を解説した。そこで述べたように、米国はホワイトスペースを無免許周波数*1 に開放した。一方、日本は地域放送サービスを中心に従来通り特定事業者への割り当てを行おうとしている。 筆者は、日本でも「ホワイトスペースはWi-Fiなどのホームネットワーク、地域IPネットワークの充実に活用すべきではないか」と考えている。今週は"なぜ、地域放送よりも、ネットワーク通信を重視するか"を分析しながら、ブロードバンド整備と電波利活用についてもう少し掘り下げてみたい。 ブロードバンドのボトルネック、モバイルは解消へ 前回、ブロードバンドを強化するために
NTTドコモが10月1日から12月31日まで、スマートフォンやデータ通信端末、モバイルWi-Fiルーター向けのインターネット接続サービス「mopera U」のオプションサービスとして提供している「U『公衆無線LAN』コース」の月額使用料を1年間無料にするキャンペーンを実施している。 このキャンペーンは、新規に契約する場合のみの適用となり、キャンペーン料金適用期間終了後は通常料金(月額315円)が自動的に課金されるが、1年間、全国に3100カ所以上あるドコモの公衆無線LANサービス「Mzone」のエリアで、無料で無線LANが利用できる点は見逃せない。国内外のローミングエリアでも、別途料金がかかるものの無線LANサービスが使える。駅やカフェ、ファストフード店などで、ベストエフォートの最大54Mbpsで通信が可能になるので、容量の大きなデータの送受信や動画の視聴などが快適になる。 U「公衆無線L
スターバックス(Starbucks)といえば、2年ほど前には経営危機で多くの店を閉鎖し大規模なレイオフを実施していたが、最近は急回復し絶好調である。ソーシャルメディアなどのネット活用も功を奏したようである。 そして秋には、Yahooと組んで新しいネットワークサービスに挑む。その布石として2010年7月1日から、スターバックスの店内顧客に対して、時間無制限のWi-Fi(無線LAN)を利用できるようにした。これまでも集客のためにWi-Fi環境を提供していたが、同店のカード保有者(Starbucks Card Holders)に限定し,利用時間も最大2時間までとなっていた。 無制限にWi-Fiを利用できるのは、全米6800店とカナダ750店に来た顧客であるが、それらの顧客向けにYahooと組んで独自のネットワークサービスを提供していく予定だ。まず、The Wall Street Journal,
アップルのタブレット端末「iPad」が発売されて以降、にわかに注目されている通信機器がある。ケータイの3G回線を利用してインターネットに接続するモバイルWi-Fiルーター(以下、「3Gルーター」と略す)だ。 3Gルーターが注目されている理由――。その最たるものは“毎月の通信料金を1円でも下げたい”という節約意識からだろう。真っ先にiPadを購入した人の中には、iPhoneも利用している人も多いはず。このためiPadは、毎月の通信料のかからない「Wi-Fiタイプ」を選択する人が多かったようだ。屋外ではiPhoneを使い、無線LAN環境のある自宅や公衆無線LANを導入しているカフェでは、iPadを使おうと考えての選択だ。 しかし、実際にiPadを使い始めると公衆無線LANが使える場所が限られていて、「やっぱりどこでもネットにつなげたい」と思うようになるはずだ。そこで、がぜん欲しくなるのが3Gル
Appleは米国時間3月4日、「App Store」でWi-Fiに関連するアプリケーションの削除を開始した。 Appleは、ユーザーの周辺で利用可能なWi-Fiネットワークを検出することに言及するアプリケーションの一部を削除した。Cult of Macの記事によると、Appleによって削除されたアプリケーションには、「WiFi-Where」「WiFiFoFum」「yFy Network Finder」などがあるという。 WiFi-Whereを開発するThree Jacks Softwareは同社ウェブサイトで、「今日、Appleから非常に残念な電子メールを受け取った。そこには、WiFi-Whereが、プライベートフレームワークを使用してワイヤレス情報にアクセスするため、App Storeの販売から削除されたという内容だった」と述べた。 Appleは「プライベートフレームワーク」が何を意味す
米Googleは11月10日(現地時間)、米国の47空港で2010年1月15日まで無線LANを通じた無料インターネット接続サービス「Free WiFi for the Holidays」を提供すると発表した。ボストンのローガン空港、ラスベガスのマッカラン空港、シアトルのタコマ空港(11月後半から)、サンノゼのミネタ空港などが含まれる。 FAA(米連邦航空局)の予測では、サンクスギビング、クリスマス、元日を含むFree WiFi for the Holidays期間中に参加空港を1億人以上が利用する。混雑する冬のシーズンでスケジュールが乱れることも多く、セキュリティゲートを通過してから搭乗までの待ち時間は平均70分と長くなる。「慌ただしい旅行シーズンに、無料Wi-Fiが移動や友だち・家族との連絡の手助けになってくれればと思う」とGoogleのMarissa Mayer氏。 Free WiFi
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く