次の「三種の神器」は何かを考えるには,思いつきに頼るよりも,環境や技術の変化に注目すべきでしょう。40年ほど前からさまざまな変化が始まり,やがてパソコンという従来とは異なるアーキテクチャのエレクトロニクス機器が登場しました。そして1990年代半ばにはインターネットが出てきた,という状況があります。 こうした変化が,放送業界や通信業界,コンテンツの流通に大きな革命をもたらしつつあります。デジタル化が始まった当初に気付いていた人は多くなかったと思いますが,アナログからデジタルに変わるということは,コンテンツもデジタル化されるということです。音楽や映像,最終的には書籍などもすべてデジタル化されて流通するようになります。 こうした変化が業界をまたいで起こっていますから,次の三種の神器は「放送」「通信」「コンテンツ流通」の三つにインパクトを与えるものであるはずです。ただし,枠組みの変化とデバイスには
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