今週はスタイルの基本的な使い方を紹介する。複雑な書式を何回も指定するときや、何ページにも及ぶ長い文書を作成するときには欠かせない機能となるので、その使い方や仕組みをよく把握しておこう。 スタイルとは? これまでの連載でも紹介したように、文字や段落の書式を駆使すると様々なデザインを作成することができる。しかし、これには多少の難点もある。それは、いちいち書式を指定していくのが面倒なことだ。たとえば、前回の連載で紹介した見出しデザインの場合…、 画像を利用した見出しデザイン 箇条書きの書式で行頭文字に画像を指定し、さらに、文字の配置、段落罫線、ぶら下げ、行間などの書式を指定しなければならない。同じデザインの見出しが何回も登場する場合は、その都度、同様の書式指定を行う必要があるため、文章の入力より書式を指定する作業の方が大変になってしまう可能性もある。 このような場合に活用できるのが「スタイル」で