大地震からの復興が遅れ政治的な混乱が続いてきたカリブ海の島国のハイチで、5年ぶりに大統領選挙が行われましたが、50人以上が立候補する事態となっていて、さらに混迷が深まることも懸念されています。 国連は現地の復興や治安維持を支援するため、現在もおよそ5000人のPKO=平和維持活動の部隊を展開しており、日本も3年間にわたって自衛隊を派遣してきました。 こうしたなか、25日には、マルテリー大統領の任期満了に伴い5年ぶりの大統領選挙の投票が全国で行われました。しかし、与野党の内部で分裂が絶えないなか、合わせて54人が立候補する事態となり、当選に必要な過半数を獲得する候補は出ないものとみられています。このため、選挙の最終的な結果は、ことし12月に上位2人の候補によって行われる決選投票に持ち越される見通しです。 ハイチでは、ことし8月以降、議会や地方自治体の選挙が行われており、国連では、今回の大統領