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  • 練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 非情の判決

    練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある! されました。判決文は、わずか6ページでした。 事実認定は、一審の判断が、ほぼそのまま採用されました。 原判決以上に問題点をはらむ判決です。 一点だけ指摘すると、東京高裁は、横浜裁判の大きな成果のひとつである「保育所選択権」を全面否定しました。これほど重要な問題を、 「なお,児童は,特定の保育所で保育を受ける権利を有するとはいえないから,控訴人らの上記主張は失当である。」を加える。という一文を原判決の該当箇所に追加する形で、サラッと否定してしまいました。理由には言及がありませんでした。 控訴審では、追加主張として、「保育園の民間委託が当に経費節減につながるか」という論点を検証しようと試みました。東京高裁の判断は、こうでした。 仮定の短期的試算

  • 練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 公立保育園民営化の宿命

    練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある! 大阪府で保育園3園を運営する社会福祉法人「寝屋川福祉会」の前理事長らが、厚生労働省や府などから支給される運営費数百万円を私的流用していたそうです。朝日新聞が伝えています。 同会が運営する3園の中には、大東市が民営化した上三箇(かみさんが)保育園が含まれています。同園の民営化をめぐる訴訟が、あの大東裁判です。数ある保育園民営化訴訟の中で、保護者側の勝訴が確定した唯一の例として、あまりに有名です。このブログでも、何度か取り上げたことがあります。 さて、このような事例が明るみに出ると、「そら見たことか。やっぱり民間はダメなんだ」と短絡する議論が出かねません。「だから保育園の民営化はダメなんだ」という主張が出てくるかもしれません。しかし、笠はそれら

  • 練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 仙台の保育園民営化訴訟、請求却下

    練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある! 仙台の裁判で、仙台地裁は日、保護者側の請求を「却下」する判決を言い渡したそうです。 産経新聞が伝えています。 「却下」というのは、「門前払い」という意味の法律用語です。審理の結果として請求を退ける「棄却」とは区別されます。 つまり、保育園民営化をめぐって裁判を起こすこと自体が不適法だというのが、仙台地裁の判断です。 仙台で頑張ってきた原告の方々、支援者の方々には、結果に関わらず「お疲れ様でした」と声をかけたいところですが、さすがにこの判決は非情すぎます。保育園民営化をめぐっては、過去に何件も裁判が起こされていますが、すべての裁判(横浜控訴審を除く)では、結果はともかくとして、訴え自体は適法と判断されていました。 ところが仙台地裁の判決は、結

  • 練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 横浜控訴審、ありえない判決

    練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある! 横浜裁判の二審判決が、今日言い渡されました。保護者側逆転敗訴です。以下の記事が伝えています。 読売新聞/毎日新聞/産経新聞 各紙を総合すると、民営化の取り消しを求める訴え自体を却下する判決だったようです。 「却下」というのは、平たく言うと「門前払い」という意味の法律用語です。つまり、訴えを起こす条件を満たしていないと判断されたことになります。 この種の行政裁判を提起するには、問題となる行為が「行政処分」(※これが何かを解説するのは難しいので、やめます)である必要があるのですが、横浜裁判の場合、保育所設置条例の改正を行政処分と捉えて訴えを提起しました。 条例制定は原則として行政処分には当たらないのは確かなのですが、特定の人たちの権利義務に影響が

  • 練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 東京地裁判決(要旨);保育の質の低下について

    練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある! 明けましておめでとうございます。 判決文のご報告が年をまたいでしまいました。 今回は、保育の質の低下に関する部分です(認定事実の引用以外は、原文を笠がそのまま打ち直しました)。裁判所は、保育の質が下がったという事実を認定しながら、それは移行期に伴う一時的な混乱であると断じています。 原告らは、民間委託化後の光八保育園では従前と比べて保育の質が低下したとして、光八保育園の運営業務の受託事業者としてピジョンを選定したことに志村区長の裁量権の逸脱又は濫用がある旨主張する。 しかし、練馬区ないしその長である区長は、光八保育園だけでなく練馬区全体の保育行政及び福祉行政を含む区政に関するさまざまな施策を限られた予算を適正かつ公平に配分して実現していく必

  • 練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 東京地裁判決(要旨);「該当なし」の一次選定と、それを覆した二次選定について

    練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある! これも最大の争点のひとつでした。判決文を、引用番号を省略した以外は、原文で紹介します。 また、(認定事実の引用)によると、選定委員会では、最終の選定作業において、ピジョンを除く3事業者については、5名の委員によって不適格であるとの意見がまとまり、また、ピジョンについては、2名の委員が受託する適格を有するとの意見が述べられたものの、3名の委員からは特に現地調査における問題点が指摘されて不適格との意見が述べられた結果、いずれの事業者についても受託事業者として選定するとの意見はまとまらずに会合が終了したことが認められるところ、選定委員会の議事が最終的には多数決で決せられることとされていたこと(認定事実の引用)を考慮すると、選定委員会の総括文において

  • 練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 東京地裁判決(要旨);9月委託について

    練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある! 判決文をボチボチ紹介していきたいと思います。 初回は、最大の争点のひとつだった「年度途中の委託」という区長の判断の合理性についてです。判決文は以下のように述べています。一部省略した以外は、原文通りです。 また、前記認定事実・・(略)・・によると、練馬区は、光八保育園を当初は平成17年4月に民間委託化することを予定していたものの、光八保護者の意向を踏まえ、民間委託化について光八保護者と協議するための対策委員会を設置したことにより、上記予定を延期することとなったこと、練馬区は園児の安全確保や社会的な区切りの時期を考慮して、委託時期を同年9月としたことが認められる。 そして、民間委託化は光八保育園の児童及び光八保護者に環境の変化に伴う大きな影響を与

  • 練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 神戸裁判の結果(速報)

    練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある! 神戸裁判は、残念ながら原告敗訴だったようです。神戸新聞の記事によると、原告は控訴の方針だそうです。 市立保育所廃止は適法 神戸地裁「合理性ある」 MSN産経ニュース 2008.12.16 20:54 保育所民営化の取り消し訴訟、原告の訴え退ける 神戸 神戸新聞(12/16 20:21) ※2008.12.17.毎日の記事を追加 神戸市の保育所民間委託:民営化条例「市に裁量の乱用ない」--地裁判決 /兵庫 毎日新聞 2008年12月17日 地方版 2008.12.17.追記 これらの記事を読む限り、神戸地裁は「保育の質を維持するための措置が講じられていれば、民営化OK」という判断をしたように読み取れます。判決文を入手できていない段階で論評するの

  • 練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 高野台も「受託予定事業者なし」

    練馬区立高野台保育園運営業務委託事業者選定委員会は、応募のあった2事業者(当初4事業者が応募、応募後に2事業者が辞退)について、提案書による審査、現地調査(事業者運営施設の視察)による審査および園長候補者等ヒアリングによる審査を行い、合議のもとに最終候補事業者を選定するよう議論を重ねてきた。その結果、1事業者については、運営する園の保育内容は区立保育園を委託するに足るものであったが、ヒアリング等において、委託後(準備期間を含む)の体制づくりが現状では難しい状況にあること、また、もう1事業者については、ヒアリングや現地調査において、園長候補のリーダーシップ、実地に即した対応力などを十分に確認できないことから、「受託予定事業者なし」とした。 なお、辞退した2事業者のうち、1事業者は園長候補者を立てられなくなったこと、1事業者は他区の保育園の受託が決定したことを理由として辞退したものである。 ※

  • 練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 仙台でも提訴!

    練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある! 仙台市で、新たに保育園民営化を問う裁判が提起されたようです。 仙台市立大野田保育所:民営化差し止めを 保護者ら提訴へ/宮城 (毎日新聞地方版2008年11月22日) 保育所民営化 父母会が仙台市を提訴へ (河北新報2008年11月27日) 僕が一番驚いたのは、両記事にさりげなく書いてある次の部分です。 「来年10月に民営化予定の~」 10月!? 年度途中!? しかも、あと1年もないじゃん! 年度途中での移管がいかに困難か。短期間での移管がどれだけ軋轢を生むか。 光が丘第八保育園の苦い経験からわかった事実を、僕たちは裁判でもこのブログでも、口を酸っぱくして主張し続けてきました。練馬はもちろん、全国の子どもたちに、二度とこのような経験をさせてはな

  • 練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 板橋裁判の結果

    練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある! 板橋の保育園民営化裁判で、東京地裁は9月5日、原告の請求を棄却する判決を下しました。 ※板橋裁判の概略 板橋区立加賀保育園の民設民営化に際し、板橋区は、区内の学校法人を、同法人が新たに社会福祉法人を設立することを前提に選定しました。ところが、選定時に設立もされていない法人に決まったことを中心に反発が広がり、200名前後が住民監査請求を経て、2006年6月に東京地裁に提訴しました。 板橋の裁判は、練馬とも浅からぬ因縁があります。 地理的に練馬と隣接していることもあってか、提訴前、僕も板橋の学習会などに呼ばれる機会がありました。 訴状の提出日時も1~2週間程度しか差がなかったと思います。 練馬は当初、人訴訟だったので、訴状の書き方など、ものすご

  • 練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 この本は必読です

    練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある! が出版されました。保育園民営化について、保護者・子どもたちを引き渡す公立園保育士・受託する民間園保育士の三者の立場から、それぞれの思いをまとめたものです。僕が昨年7月25日に裁判所に提出した陳述書が、保護者の思いを代弁するものとして掲載されています。出版にあわせて、加筆修正しました。 保育園民営化に直面した当事者らが、具体的にどうすべきか、どうしたかといったノウハウ的なことではなく、もっと根底にある「思い」をもって編まれたです。新書版のささやかなものですが、ぜひ読んでいただきたいと思います(以下リンク経由で購入できます)。 涙では終わらせない―保育園民営化-当事者の証言 ひとなる書房編集部 編 今日から開かれる「TOKYO合研2008」の

  • 練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 豊二の事業者選定にあたって

    練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある! 24日の区議会(健康福祉委員会)で、豊玉第二保育園(豊二)の運営を受託する事業者が決まったことが報告されました。 当初の委託計画では、 2007年秋に園舎建替えに伴い仮園舎へ引越 2008年4月から仮園舎で準備委託を開始 2009年4月から委託 同年9月頃に新園舎に引っ越し、その後定員を45→76に増員 となっていました。 その後、園舎建替え計画の延期に伴い、委託計画も次のように1年ずつ先送りとなりました。 2009年4月から仮園舎で準備委託を開始 同年9月に新園舎へ引越 その後段階的に定員増 2010年4月に委託 豊二の委託計画に対しては「民間委託・園舎建替え・定員増のトリプルパンチの環境激変が子どもたちを襲う」と、当初から強い批判と懸

  • 練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 第11回弁論報告(4)~反対尋問篇

    練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある! 今回は反対尋問です。被告代理人の意地悪な尋問に、証人がピシャリとやり返す様子が、とにかく小気味よくって痛快でした。 一方で、被告代理人の的外れな尋問が裁判官の苦笑を誘う場面もありました。 最後は、証人の堂々とした証言に、傍聴席から拍手が沸き起こりました。 ★転園者数について 光八は全部で何人の園ですか? 125人です。 125人の園で、18年4月の転園者は何人か知っていますか? かなりたくさん。長男のクラスだけでも4~5人いました。 そのうち委託を原因としている人が9人なのは知っていますか? そうだと思います。 19年4月は? (転園後なので)正確には聞いていせん。 6名なのだが、知らない? 20年4月に委託理由転園の人はいないが知らない?

  • 練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 第11回弁論報告(3)~転園の決断篇

    練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある! 今回お伝えする証言内容は、混乱の最中、転園という苦渋の決断を強いられた当時の状況、心境です。 数百メートルしか離れていない園に転園してきたのに、自分たちが「戦火を逃れてきた親子」のように感じられたという証言が、ズシリと響きます。 転園先での「キラキラの体験」は、なかなか言葉にしづらい「保育の質」というものの一端を、見事に表現していると思いました。 ぜひご覧ください。 このような過程で、貴女はお子さんを転園させることに決めたのですね。 はい。それと、この引継ぎ期間中も協議会は平行して開催されていたのですが、この協議会の中で、保育士の経験年数について、幼稚園経験も保育園経験としてカウントするという、公募の条件を区が勝手にねじまげている事態が発覚し

  • 練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 第11回弁論報告(2)~委託後の状況篇

    練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある! 今回は、委託後の状況についての証言です。 ピジョンの保育士が退職を決意し「ごめんなさい」と泣き崩れる様子、 ようやく信頼できる先生に出会えたと安心した矢先の告白に、保護者も一緒に涙する様子、 自分たちの蓄積を懸命に伝えようとする区の保育士の努力が、相次ぐ退職によって徒労に終わる空虚感・・・ 光が丘第八保育園の保育が壊れていく様子が、よく伝わってくると思います。 ご一読下さい。 初めは、新しい先生も挨拶があったということですね。 はい。9月から少しずつピジョンの先生方が入られてきました。最初は双方に時間的な余裕があって、きちんと「よろしくお願いいたします」とご挨拶いただきました。 その時の貴女のお気持ちは、頭では「この状況を受け入れて、先生方と

  • 練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 第11回弁論報告(1)

    練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある! 遅ればせながら、といっても相当に遅れているのですが、6月4日に開かれた第11回弁論のご報告です。最も混乱した時期を経験し、転園という苦渋の決断を強いられたお母さんが、証言台に立ちました。 とてもいい証言だったので、数回に分けて、詳しくお伝えしたいと思います。 今回は、練馬区が強引にピジョンを選ぶまでについてです。 「区に裏切られた」「こんなやり方がまかり通るのか」 親としての率直な心情だと思います。以下、証言内容です。 ★民間委託発表後について 園(光八)が平成17年4月から民間委託されると発表された平成16年8月時点では、長女と長男の2人のお子さんが園に通っておられ、二女は貴女のお腹の中にいたのですね。 はい。そうです。 民間委託の話を

  • 練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 事実の重さと認識の軽さ~改善勧告全文

    貴社から平成20年3月28日付け「平成19年度の『常勤保育士の異動状況』ならびに『今後の対応策』について」で、区立光が丘第八保育園における年度の異動状況等について報告があったが、これによると、平成19年度の常勤保育士の異動者数は10名に達することが確認された。区が貴社と平成19年4月1日に契約を締結した「練馬区立光が丘第八保育園の運営業務委託契約」では、仕様書第19第2項において「職員の配置にあたっては、在籍園児との関係を重視して、原則として年度途中での交代は行わないこと、また雇用の継続性を最大限考慮すること」と明記するとともに、「年度内で3名を超える常勤保育士の異動があった場合」には、区は改善勧告を行うと規定している。今回報告を受けた常勤保育士の異動者数はこの規定を超える数値であるため、規定に基づき貴社に対し、改善を勧告する。 区としては、平成18年4月現園長着任以降、園運営は貴社の

  • 練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 3度目の改善勧告

    練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある! 僕は傍聴できなかったのですが、今日の区議会(健康福祉委員会)で、光が丘第八保育園(光八)の受託事業者に対し、改善勧告が出されていたことが明らかになりました。傍聴者からの連絡によると、 年度末退職者は8名(1人は異動)。 退職理由ですが、腰痛3名(!)、家族の事情3名、期間満了1名、社内異動1名、とのことです。 ※4月16日追記;19年度内の常勤保育士異動者が10名であることがわかりました。 平成17年度計画中;1回(3月17日) 平成18年度計画中;1回(12月5日、改善「要請」) 平成19年度計画中;1回(日付は現在確認中) ※4月16日追記;「4月1日付」とわかりました。 委託された平成17年12月から、改善勧告(または要請)が出なかっ

  • 練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 1・18証人尋問のご報告

    練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊 練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある! 1月18日の証人尋問について、2月の下旬になってご報告するのは、正直言って気が引けます。実は1~2月にかけて、光が丘第四保育園の委託をめぐって練馬が大騒ぎになっていて、ブログの更新も思うようにできませんでした。申し訳ありません。 【ポイント1】「該当なし」or「選定にいたらず」 わずか5名の委員だったため、正式に決を採った訳ではなかったそうです。しかし、 有識者3委員;9月委託という厳しい条件では、適格事業者はいない」という趣旨の意見表明 元園長の委員;ピジョン運営園を厳しく評価しながら、万全のフォローを条件にピジョンを可 児童青少年部長;大きな会社で倒産もしないだろうから、いいのではないか という意見だったそうです。これらの意見分布から導き