人間VS人工知能、強いのはどっち? プロ棋士5人が5つのコンピューター将棋ソフトと対戦する「第2回将棋電王戦」が3月23日に開幕する。 プロ側は「メンツにかけても負けられない」と、合同研究会を開くなど懸命だ。今月10日には、初めて本番と同じソフトと練習対局し、感触をつかむとともに、感想戦で意見を出し合った。 電王戦は将棋界今年前半の関心事の一つ。開幕後は1週間間隔で計5戦行われる。昨年12月に出場棋士と対戦ソフトが発表された。一部で「ソフトの急速な進化に、プロは負けるのでは…」という懸念が出るなか、5人は昨年10月から月1回、合同で特訓を重ね、ソフト制作専門家からソフト独特の長所と短所を学び、やや弱い同種ソフトと練習対局を重ねてきた。 出場プロは、A級で元棋聖の三浦弘行八段(38)、元王座の塚田泰明九段(48)、船江恒平五段(25)、佐藤慎一四段(30)、阿部光瑠(こうる)四段(18)。ソ