昨年7月のブログ(7月16日・23日・29日)で、公式戦の記録係が不足する現状について書いたところ、多くの方から提言や感想などが寄せられ、私は関心の高さに驚いたものです。まだ紹介していないコメントを元に、その後の状況についてお伝えします。 「記録係不足の主な原因として、記録係の待遇が現代の社会が許容しないものであると思います」というコメント(7月30日)で、労働基準法の観点から記録料の改善を求めたのは《Bitty》さん。 タイトル戦以外で持ち時間が最も長い順位戦(各6時間)の対局の場合、記録料は段位者が10000円、級位者が9000円です。通常のアルバイト日給なら決して安くありませんが、終局が深夜になると労働時間は15時間(休憩時間を含む)に達し、確かに労働基準法に抵触しそうです。そこで夜の12時を過ぎたら割増料金を払うことも一策です。ただ記録係不足の根本的な問題は、記録料の問題ではないと