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ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (2)

  • [書評] ウイルスの意味論――生命の定義を超えた存在(山内一也): 極東ブログ

    『ウイルスの意味論』という書名や『生命の定義を超えた存在』という副題からは、1980年代の日のポストモダニズムの一群の書籍を連想させるが、書の叙述は至って平易で、それでいて内容は最新のウイルス学までをカバーし、かつ、生命とは何かという難問を踏まえつつも、ウイルス学の基をきちんとおさえている。中学・高校の教科書、あるいは副読としてもよいもので、当然、一般人の読書としても有意義で楽しめる。カッパ・ブックスの一冊であってもよかったかもしれないが、いずれにせよ、生物学にとりわけ関心がない人でも、まずもって読んで損のない書籍である。というか、読んだほうがいい。 私はウイルス学が好きで、このブログでも過去にいくつか記事を書いてきた。ゆえに比較的最近の動向を知っているつもりでいたが、それでも抜けは多いものだと、書を読みながら思う。そして、それは知識が不足していて恥じ入るというより、新しいことが

  • 新元号ボツ案「英弘」について: 極東ブログ

    新元号の候補は6案あり、ボツ案については建前上は秘密のはずだが、昨日中に全部バレた。「英弘(えいこう)」、「久化(きゅうか)」、「広至(こうし)」、「万和(ばんな)」、「万保(ばんぽう)」である。 関係者から聞き出したものだろうから、漏らした識者は口が軽いと非難する向きもあるだろうが、私にとって興味深かったのは、バレるプロセスだった。当初は、「万和」「万保」の読みがわかっていなかった。朝日新聞は、こんな感じ。2日「新元号、政府提示6案に英弘・広至など 日書紀も典拠」より。 朝日新聞は複数の政府関係者の証言に基づき、「広至」「万保」の読みを「こうじ」「ばんほ」と報じましたが、その後の別の関係者への取材で「こうし」「ばんぽう」だったとわかりました。 朝日がソースとして握っていた識者はそういう読みだと思っていたのだろう。 そして、最後の一個がわからなかった。各報道者が探ろうとして、全部が同時に

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